防衛大(横須賀市)の見学ツアー 2000人の大行進を間近で  | 戦車兵のブログ

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防衛大の見学が出来るようだ。
以下産経ニュースより転載



 未来の日本の防衛を担う若者たちが学ぶ、神奈川県横須賀市の防衛大学校。


東京湾を直下に望む高台で、約2千人の学生が共同生活を送りながら日夜研鑽(けんさん)に励んでいる。


関係者でもない限り、敷地内に立ち入ることは難しいと思われがちだが、実は誰でも参加できる見学ツアーが存在。


秋晴れが美しい平日の昼下がりに同行し、規律正しき雰囲気が漂う学舎を歩いてきた。

 京急電鉄本線の馬堀海岸駅からタクシーで坂道を上って5分ほど。


標高約85メートルの「小原台(おばらだい)」と呼ばれる高台に同校はある。


正門で受付をすませ、女性ガイドの簡単な説明の後、まずは、正面に建つ本部庁舎へ向かった。



「廉恥」「真勇」「礼節」


 堂々とした建物内は明るく、学生生活を紹介した写真パネルが展示されているほか、床には学生たちのモットーである「廉恥」「真勇」「礼節」の3つの言葉が埋め込まれていた。

 本部庁舎の次に向かったのは、約2300人収容の記念講堂だ。


毎年3月の卒業式で首相が出席し、卒業生らが学帽をほうり投げる場面はよく知られている。


階段状の席が並ぶ講堂内は劇場のようで、壇上も多くの列席者が居並ぶことを想定して舞台のように幅広い。


講堂入り口には若きエリートたちをたたえるかのように、富士山と桜をモチーフにしたステンドグラスが美しく飾られている。


今世紀を代表する日本画家、平松礼二氏の原画を基にしたもので、桜の花びらは学生数とほぼ同じ約2千枚に上るという。


 全寮制の同校で、学生たちは決められた日課に従った規則正しい生活を送っている。


その一端を垣間見ることができるのが、昼食後に午後の授業を受けるため教室へ向かう学生たちの「課業行進」だ。


 午後1時、記念講堂前の階段上に立つと、寄宿舎である「学生舎」の前の直線道路には全学生約2千人が勢ぞろいしていた。


聞き耳を立てると、何かの大会で好成績を挙げた仲間たちを紹介しているらしく、みんなで歓声を上げていた。


 すぐに号令がかけられ、「イチ、イチ、イチニー」のかけ声とともに、整列しての行進が始まった。


教材入りのカバンを手に目の前を通り過ぎる学生たちはいずれも真剣な表情だった。

オリジナルグッズも


 このほか、資料館では同校の沿革や学生生活、槙智雄初代学校長の業績などを紹介。


最後に向かった学生会館には、同校のオリジナルグッズも販売しているコンビニエンスストアがあり、土産物を購入した。


 家族で埼玉県川越市から訪れた小学5年の有山瑠空(るうく)君(11)は「行進は息がぴったりで格好良かった。将来は自衛官になりたい」と笑った。


 見学ツアーは平成18年5月に始まり、これまでにのべ約1万8千人が参加。


同校総務課の細木秀樹広報専門官(47)は「本校を身近に感じてもらい、防衛省や自衛隊への理解を深めて頂ければ」と話していた。(小野晋史)

 防衛大学校見学ツアー 参加無料だが、受付で身分証や学生証の確認を行う。


実施は原則として、祝日を除く毎週月曜(午後のみ)、水曜(午前と午後)、金曜(午後のみ)。


午前の部は9時50分~11時20分、午後の部は0時20分~1時50分。学生たちの行進の見学は午後の部のみ。


事前の見学申請が必要で、個人の場合は希望日の土日祝日を除く3日前までに申し込む。


問い合わせは、防衛大学校社会連携推進室広報ツアー係(電)046・841・3810。


(産経ニュース)


警察予備隊が創設された当初、旧日本軍人で陸士・海兵出身将校は入隊が禁じられていた。


職業軍人であった者は公職追放であったからだ。


幹部候補生や下士官出身将校が警察予備隊幹部としていたが、陸士出身者の公職追放を解き下級将校であった者が順次入隊し始めた時のことを警察予備隊出身の大先輩が語ってくれたのを思い出す。


「課業行進あの時は感動したね、号令一つ陸士出身者だと違うんだもの、ああ本物の軍人がやってきたって思ったよ」


防大出身者が最前線の部隊へ配置された時、果たして部下に「防大出身者は違うね」と思われるだろうか?


日々研鑽することが大事だね、「バ幹部」なんて陰口叩かれないように励んで欲しい。