習近平氏への贈り物は「尖閣もチベットも領土ではない中国古地図」 | 戦車兵のブログ

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中国が反日批判する際ドイツを引き合いに出すたびにドイツは迷惑だろうね。
「ドイツはユダヤ人を大量殺戮したが補償して反省している」なんて関係ないのに言われ続けているのだから。
それより今現在中国がしていることの足下見ろよってメッセージが古地図に込められているのかな?
以下産経ニュースより転載


 中国、韓国がことあるごとに日本に「補償を見習え」と持ち出すドイツだが、このところ中国に対する不快感を漂わせている。中国の習近平国家主席が3月にドイツを訪問し友好関係をアピールしたが、事前に打診したホロコースト記念碑訪問を断られたうえ、メルケル氏から贈られたプレゼントは皮肉めいた中国の古地図。メルケル氏の真意が非常に気になる。

ウイグル、内モンゴルも他国…小さな「清(China)」


 習氏は3月末に欧州各国を歴訪。訪独では良好な外交関係をアピールしたが、メルケル氏が習主席に贈った中国の古地図が物議を醸している。

 豪日刊紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」電子版や、国際放送「ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)」中国語版などによると、メルケル氏のプレゼントは中国の古地図を印刷したもので、1735年の清朝の領土が示されている。ところがこの地図を調べてみると、ウイグル、チベット、内モンゴルはおろか、尖閣諸島も領域外だという。

 宣教師の情報をもとにフランス人が描いた地図だというが、中国になぜこんなプレゼントを?

 各メディアの見出しなどは「メルケル氏が贈った地図は、中国へのメッセージか」「メルケル氏、地図で中国をピシャリ」「メルケル氏のプレゼントは毒入り」。尖閣諸島や南シナ海などでの無理な領土権の主張、国際的に非難を受けている人権問題について「メルケル氏が灸を据えた」との見方があるようだ。

 作為のない偶然か、それとも痛烈な皮肉か。メルケル氏の考えを聞きたいところだ。

ホロコースト記念碑訪問も拒否


 もっとも、この訪独にあたって習氏が行った根回しに対し、ドイツ政府は不快感を示していた。

 独デア・シュピーゲル誌は、習氏が訪独に当たって希望したのは、ナチス政権下のドイツに虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための「ホロコースト記念碑」見学だったが、ドイツは拒否したと伝えている。

 かわって習氏は、ベルリンにある戦没者追悼施設「ノイエ・ヴァッヘ」をメルケル氏同行のもとで視察したいと希望したが、ドイツ政府はメルケル氏の同行を拒否。
同誌は消息筋の話として「日中間の歴史を巡る対立に政府は関与したくない」としている。

 中国はナチス・ドイツが行った侵略行為やユダヤ人迫害を取り上げ、「ドイツは戦争の謝罪と補償を済ませたが、日本は謝罪していない」というプロパガンダを成立させようとしている。メルケル政権は土俵に引き込まれることを警戒していたのだ。

それでも懲りずに…


 ところが習氏は3月28日、ベルリンで「日本は日中戦争で30万人以上を虐殺した」と演説した。習氏に険悪な雰囲気は伝わっていなかったのか。あるいは自国メディア向けのパフォーマンスだったのか。

 まさにこの時、ロシアのウクライナ介入とクリミア併合を巡り、欧州各国の政治は外交一色。ドイツも比較的穏健とされた外交政策を試される極めてデリケートな状態だ。戦争段階への突入が懸念されている時期に、無神経としかいえないこれらの行為は、欧州各国の目にどう映ったのだろう。
(平岡康彦)

(産経ニュース)

さすがにドイツには中国流の経済支援を発展途上国のような国にして中国寄り発言させるような訳にはいかなかったようだね。
ドイツ軍ではない支那兵だよ

ただ支那事変でドイツは支那の国民党軍の支援を陰から行っていたからね。
フォン・ファルケンハウゼン将軍の軍事顧問団は20数名の元将校と10数名の民間人から構成され、支那政府に雇用されていた。

上海周辺のクリーク戦で日本軍が苦境に陥ると、ドイツ顧問団が陣地構築を指導し実戦の指揮にあたったのではないか、との疑惑と批判が高まったことがあった。
国府軍の鉄帽

昭和12年のドイツ武器輸出総額の37%が支那向けであった。

それがヒトラーがナチス党主導の日独提携強化路線に対して親支的な陸軍の抵抗は弱まった。
昭和13年5月に対支武器輸出禁止は全面的に実施され支那の軍事顧問団も帰国したという。


何が言いたいかというと、表面的なことだけでは裏で何やっているのかわからないということだ。
国益で表面は親日的でも裏では支那の支援をしていることだってあるのだから、日本は気をつけなければならない。

ドイツ軍の装備した支那の兵隊が日本軍と戦った、そんな中国がドイツに「ユダヤ人に・・」なんて言えた義理があるのか?