他職種は特科のことを「バカ特」なんてとっても失礼な呼び方をすることもあるが、バカじゃ大砲を撃てません。
旧軍では砲の側で死ぬのが砲兵で、砲弾も無くった砲を持って撤退する兵が最期まで砲と共に亡くなった例も少なくない。
戦車なら撃破され生き残ったら下車戦闘で戦う、戦車とともに死ねとは学ばない、生きている限り戦えと学んだ。
実際は撃破されて戦える状態で生き残ることはあり得ないかもね・・・多分。
千歳市には陸自の駐屯地が東千歳駐屯地の第7師団や第1高射特科団などが駐屯する日本最大の面積の駐屯地と、北海道大演習場に隣接し第1特科団や第71戦車連隊が駐屯する北千歳駐屯地がある。
この北千歳駐屯地の団本部前に、かつて特科団で使われていた歴代の火砲が展示されている。
もちろん米軍貸与の時代の火砲からだ。
歴代火砲が並んでいるのは壮観なものだ。
このように特科、砲兵の伝統と精神を伝えているのは感動だ。
わざわざ昔の火砲を取り寄せ、錆びを落とし整備して展示している。
立派だね。
士魂のマーキングで有名な某戦車大隊の61式戦車も某駐屯地に転じしていたが、某駐屯地司令が廃棄を命じ伝統ある士魂の61式戦車はスクラップになって廃棄されてしまった。
悲しいね、伝統は一度途切れるともうお終い、後で61式戦車をどこからか持って来て士魂のマーキングを付けたって意味がない。
それに比べ第一特科団は偉い!
北千歳駐屯地へ行く機会があったら是非、火砲展示も見学して欲しい。
砲兵魂に触れられる。