現在、インターネットを通じて、いつでもどこでもだれでも最新の情報を入手し、閲覧出来ることのみならず、情報発信が可能になりました。
 今迄は新聞、ラジオ、テレビといったメディアが情報の発信源でしたが、個人でも情報を発信出来るようになっただけでなく、SNS等を通じて情報が素早く拡散されるようになりました。
 ただしそれは良い事ばかりではありません。今の新型コロナウイルスの流行もそうですが大きな災害、事件などが起こると多くの情報が飛び交うことになり、その中には誤った情報が含まれているからです。その誤った情報までが素早く、広範囲に拡散されてしまう事態が多く起こってしまっています。
 記憶に新しいところで言えば、先日、SNSを通じて「新型コロナウイルスの影響で、トイレットペーパーの生産が滞り、今後品切れになる」というデマが拡散し、それを信じた人達や、デマを信じていなくても、買い占めに走る人が出ることを見越した人達によってトイレットペーパーが大量に買い占められ、実際に品切れになるという事態が現実に起こりました。

 こうしたデマは様々な要因によって拡散されていきます。それを信じた人が「他の人にも教えてあげなければ・・・」という善意で色んな人に情報を伝えることによる利他的な拡散。それをSNSで発信することで「いいね」といった高評価が付くのではないかという利己的な拡散。嘘だとわかっていて面白がって発信する悪意のある拡散。
 様々な情報が飛び交う中からどれを信じていいのかわからなくなることも多いと思います。「良い情報を得た」と思ってもそれを他の人にも教えてあげようと思う前にまずは立ち止まってその情報について調べることが重要です。「最初に発信したのは信用できる人か?」、「その情報を他に発信している人がいるか?」、「その情報を否定している人はいないか?」、よく調べてみましょう。
 例えば「身体に良い」として伝わってきた情報が、実は真逆で「身体に悪いことだった」ということもありえます。それを知らず(真贋を確認せずに・意識せずに)に拡散させてしまうことは誰かに被害を及ぼすことを手伝っていることになってしまいます。知らぬ間に「加害者」にならぬようくれぐれも注意しましょう!