NHKスペシャル シリーズ人体Ⅱ「遺伝子」第2集 "DNAスイッチ"が運命を変える、録画しておいたのを1週間遅れで見ました。
第1集は「ゴミと思われていた遺伝に関わらない98%のDNAの中にトレジャーDNAがある」という話でした。
それを見て「自分の中にがんを重症化させないDNAがあったりして?」などと夢想していたのですが、本当にあるみたいですね。がん細胞の増殖を抑えるDNAが…。
じゃあ何でがんになったんだ?今回はそんなお話でした。
答えは…
がん細胞の増殖を抑えるDNAのスイッチがOFFになっているから。
だそうです。何らかの原因で、「スイッチをOFFにする」とゆー余計なことをしてくれる💢物質(DNAメチル化酵素というそうです)が増えて、がん細胞を抑えるDNAが働かなくなると。
さらにスゴイのは、スイッチをOFFにする物質をコントロールする薬ができていて、アメリカでは臨床試験も行われているそうです❗️
薬を投与した重症の肺癌患者の3割で奏功し、腫瘍が完全に消えた人もいたとか…。
この3割…30%を多いと思うか少ないと思うか?
例えば、話題になった「夢の薬」オプジーボの肺がんに対する奏効率は20%程度という情報もあります(朝日新聞の記事)。
ちなみに、私が今服用しているTS-1も添付文書にがん種別奏功率が載っていました。5ページ目の「臨床成績」という部分です。あ、例のごとく胸腺がんの数値はありません。
胃癌 46.5%
結腸・直腸癌 32.6%
頭頸部癌 34.1%
非小細胞肺癌 18.2%
手術不能又は再発乳癌 21.8%
膵癌 32.2%
胆道癌 30.5%
…だそうです。とすると3割というのはまあまあなのかな?
残念だったのは「スイッチをOFFにする物質」がなぜ増えるのかの説明がなかったような?まだ分かってないのかな?
番組の冒頭で「これまでは生活習慣や体質と言われてきたが」と言ってましたが、もし食事や運動で増減するなら、
結局、生活習慣やんか〜、これまでと同じ結論やんか〜!
てなことになったりするのでは???
それにしても、アメリカで臨床試験やってるという薬、欲しいな〜。