20230306
令和4年度文化庁芸術による子供育成事業
文化庁巡回公演の追加公演、そして今年度最後の公演として、品川区にある学校法人 明晴学園へ行って参りました。
明晴学園は、常日頃から日本手話で話し、日本手話で学ぶ私立のろう学校です。
全校生徒が日本手話を理解しているため、これまでのような手話に馴染みのない生徒さんではないということで、演じる私たちもいつもと違う緊張感がありました。
まずは劇団の代表である江副が手話のみで狂言や手話狂言の解説を行いました。生徒さんたちの知識量の高さや興味深さに新しい感覚を味わいました。
続いて手話狂言「附子」、そして手話狂言ワークショップを行いました。
太郎冠者:江副悟史
主:五十嵐由美子
次郎冠者:鈴まみ
手話ワークショップでは、代表の生徒さんに足袋姿で舞台に上がっていただき、三宅近成先生と一緒に摺り足や扇を小道具にした演技を体験していただきました。
最後の質疑応答の時間では、これまでになかったような鋭い質問が飛び出してきて大変驚きました!
① 手話狂言の今後の目標は?
② 演目の中で1番好きなのは?
③ 家の中でも稽古をしたいが、どんな稽古ができる?
皆さんの目がキラキラと輝く、刺激的で楽しい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。
これにて、令和4年度の文化庁巡回公演は終了となります。
学校公演を通じて、演じる私たちも実りある1年となりました。コロナ禍にも関わらず、どこへ行っても温かく、そして笑顔で迎えてくださった皆様方へ感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんの出逢いを私たちの糧とし、今後も手話狂言の発展のため、日々精進していく所存です。今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
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