アティーナ・バーラ作品制作ワークショップ「手話×マイム×コンテンポラリーダンス」開催しました | 社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団

社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団

1980年設立。おかげさまで2020年4月に創立40周年となります。
江副悟史代表のもと、ろう者18名、聴者1名で活動しています。
手話狂言、視覚演劇、ムーブメントシアター、手話教室、視覚ワークショップ等...
東京都品川区のトット文化館を拠点に活動を展開しています

先月開催いたしました、アティーナ・バーラ作品制作ワークショップ。
5日間の成果として、最終日にはパフォーマンス発表会を行いました。

ワークショップは、手話やマイムの動きを活かし、参加者それぞれの自由な発想を取り入れながら進められました。
目指したのは、手話・サインマイムを超える表現。
身体や表情、空間の使い方を試行錯誤しながら、探っていきました。


手話を使って表す雨・風などの自然の様子、
マイムでのハードル走、相撲の動き、
テロリズムをイメージした暴力の表現・・・

「静」と「動」の表現を組み合わせ、仕上がったパフォーマンスは、
アティーナさんがインタビューで仰ったとおり、まさに「奇跡」。
言語を超えたコミュニケーションの力を感じさせる、魅力的なものになりました。


参加者の皆さんからも、嬉しいご感想をいただいています。

体の動かし方など発見があった
講師が一人ひとりの個性を尊重し、チームの力を引き出した

海外からの視点を得られ、閉塞感を脱却できた。
先入観がない状況で、講師が個々の美点とエネルギーを見出そうとする姿勢と場作りに、癒され、表現する喜びを感じた。

自分の内外に発見があった。協働の作品づくりを通し、気持ちが通じあえたことが嬉しい。
講師のレクチャーは、純粋に前向きになれるような内容に感じた。
日本ろう者劇団の役者さん達のフォローと思いやりに感謝申し上げます。


日本ろう者劇団では、今後も手話を活かした芸術表現の向上を目指し、様々なワークショップを企画しています。
最新情報は、Facebookページ「トット基金「育成×手話×芸術」プロジェクト」で発信中!
アティーナ・バーラ氏と井崎哲也のインタビュー動画も公開しております。

次回は、小野寺修二作品制作ワークショップ「身体表現」です。

8月14日~。詳細は以下URLからどうぞ。

https://ameblo.jp/jtd2009/entry-12379505130.html