先月開催いたしました、アティーナ・バーラ作品制作ワークショップ。 5日間の成果として、最終日にはパフォーマンス発表会を行いました。 ワークショップは、手話やマイムの動きを活かし、参加者それぞれの自由な発想を取り入れながら進められました。 目指したのは、手話・サインマイムを超える表現。 身体や表情、空間の使い方を試行錯誤しながら、探っていきました。
手話を使って表す雨・風などの自然の様子、 マイムでのハードル走、相撲の動き、 テロリズムをイメージした暴力の表現・・・ 「静」と「動」の表現を組み合わせ、仕上がったパフォーマンスは、 アティーナさんがインタビューで仰ったとおり、まさに「奇跡」。 言語を超えたコミュニケーションの力を感じさせる、魅力的なものになりました。 参加者の皆さんからも、嬉しいご感想をいただいています。 体の動かし方など発見があった 講師が一人ひとりの個性を尊重し、チームの力を引き出した 海外からの視点を得られ、閉塞感を脱却できた。 先入観がない状況で、講師が個々の美点とエネルギーを見出そうとする姿勢と場作りに、癒され、表現する喜びを感じた。 自分の内外に発見があった。協働の作品づくりを通し、気持ちが通じあえたことが嬉しい。 講師のレクチャーは、純粋に前向きになれるような内容に感じた。 日本ろう者劇団の役者さん達のフォローと思いやりに感謝申し上げます。 日本ろう者劇団では、今後も手話を活かした芸術表現の向上を目指し、様々なワークショップを企画しています。 最新情報は、Facebookページ「トット基金「育成×手話×芸術」プロジェクト」で発信中! アティーナ・バーラ氏と井崎哲也のインタビュー動画も公開しております。
次回は、小野寺修二作品制作ワークショップ「身体表現」です。
8月14日~。詳細は以下URLからどうぞ。