あつし「調べたんなら、俺たちの過去も?」


上司「あぁ。」


あつし「だったら会社辞めるべきですね。」


ゆうじ「ん?」


あつし「……俺が…」


上司「あれは事故なんだろ?」


あつし「………事故なんかじゃ……」


上司「あれは事故だ!!


あつし「部長……。」


上司「お前の過去を調べて何もかも知った。でも素人の俺が見てもあれは事故……いや、妹をかばっての事故だろ?」


あつし「………」


ゆうじ「あつしくん。俺達にも話してくれないか?思い出すのは辛いかもしれないけど、今俺たちは家族も同然だろ?」


あつし「………。」


上司「私が話そう。5年前、あつしが高校1年で、妹がまだ小学生の時に母親が急死した。それからすぐ妹さんに父親が暴力し始めた。あつしは妹が暴力を父親から受けているのを知ったのは、暴力が始まってから2ヶ月後だった。」


みんな「………」


上司「なぜ気づくのが遅くなったのかは、あつしは高校の寮生活をおくっていたから。久々に帰宅したあつしは目撃して、すぐに妹をかばって、父親ともみ合いになり、父親を押した時に、打ち所が悪く、倒れて父親は亡くなった。」


あつし「……俺はさくらの目の前で殺したようなもんだ。だからあの事件以降、俺は警察に事情を話して、事故になったがさくらに会うのは避けた。」


みんな「………」


あつし「でもここに来る3日前に親戚から連絡が来て、さくらの病状を知った。だから俺はずっと考えて、福岡に行った。たださくらの姿を見たかった。」


上司「まぁあつしが走り去った直後に倒れたわけだ。」


あつし「俺は…さくらに会ってはいけないんだ。さくらを苦しめるだけなんだ。」


バチーン!!


気づいたら、なおちゃんがひっぱたいていた。


なおちゃん「今がさくらちゃんを苦しめてるんですよ!!


あつし「………」


なおちゃん「このまま逃げていていいんですか?今、助けられるのはあつしさんじゃないんですか!!


あや「そうだよ。助けることが出来るのはあっくんだけでしょ?あっくんはさくらちゃんの夢までも見捨てるの?」


あつし「………」


ゆうじ「俺も同じ過去を持ってるよ。妹が父親から暴力受けてた。でも俺は妹を失った。でもあつしくんは妹を失っていない。このまま失っていいのか?それは違うだろ?」


あつし「………俺、場所をよく知りませんけど…」


上司「俺も一緒に行くよ。」


あつし「はい。」


あつしは病院に向かった。





つづく。