やたらと暑い夏が一段落つきました。
夏の間もちょこちょことRMXに乗っていたのですが、スロットル低開度がどうも調子悪い。ガスが濃すぎる感じがします。
が、真夏のガレージはなかなかのサウナ状態なので整備する気になれません。ガレージにはエアコンがなく、40年前の扇風機しかないのです。
ようやく涼しくなってきたので、吸気系をメンテナンスしましょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230927/01/jt190irm/63/85/j/o1080060715343301550.jpg?caw=800)
エアクリーナーエレメントとキャブレターをメンテナンスするので、シートとサイドカバー、燃料タンクを取っ払います。
ものぐさなのでラジエターシュラウドは外しません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230927/01/jt190irm/50/bc/j/o1080060715343301551.jpg?caw=800)
キャブを取り外す際は、エアクリーナーボックスを固定するネジを抜いた方が作業しやすいです。エアクリーナーボックスを外すにはシートレールを外す必要がありますが、そこまでやらなくても大丈夫。ネジを抜けばエアクリーナーボックスをほんの数mmですがずらせます。この数mmが意外と効きます。
ジェット類を全部外して、穴という穴をエアブローします。
とは言え、とくに不調の原因となりそうな汚れはありませんでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230927/01/jt190irm/3b/11/j/o1080060715343301554.jpg?caw=800)
今回の主目的は油面調整。
組み戻したキャブを水平に固定して、ドレンに透明なホースを繋ぎます。水平の確認はスマホのアプリでやりました。精度なんてあったもんじゃないでしょうが、まあいいことにします。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230927/01/jt190irm/28/57/j/o1080060715343301557.jpg?caw=800)
燃料チューブからガソリンを注いでドレンボルトを緩めると、ホース内の油面が、見えないフロート室内のそれと同じ位置になります。
油面の規定位置は、フロート室の合わせ面から上に2mmのところ。
まあだいたいOKでしょう。
意外にも油面の狂いはなかったようです。
不調の原因は油面の狂いだと思っていたのにハズレでした。
ううむ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230927/01/jt190irm/e4/97/j/o1080060715343301559.jpg?caw=800)
表も裏も。エレメントとエアクリーナーボックスが接するところは少し濃いめに。
組み上げて試走すると、だいぶ調子よくなりました。
単にエレメントが汚れていて空気量が足りていなかったのかしら…
気象庁の過去データによると、千葉の今年2023年の8月の最高気温の平均は33.0℃、RMXのSJ14が発売された1996年の8月は28.1℃。随分な差です。
気温が5℃も違えば、空気の密度=酸素の量もそれなりに違ってきます。5℃涼しい時代のセッティングでは、今年の暑さにはついていけなかったということかも知れません。
まあ要するに、秋は涼しくてよいですね。