《365日歯医者ブログ》
Vol.898
インプラント不要!
抜歯覚悟の歯を1,000本以上救った
自然治癒力を最大限に活用させる
削らない歯医者 年名 淳です
この歯は
抜かなければなりません
そうなんだ...
抜かなければならないんだ...
でも怖い
専門家(歯医者)が言うなら
抜くしかないのかな...
怖がりで抜くのが嫌なら
ジタバタしてみてはいかがでしょうか
最後まで
あきらめない
今日お伝えしたいことは何か
骨が治れば歯は抜かなくていい
ということです
あきらめなかった結果
歯を抜かずに済んだ
40歳台男性N様のエピソードです
定期健診時のレントゲン検査で
上の奥歯に異常が認められたました
N様ご本人には「別になんともない」という
自覚症状が無い状況でした...
できたら“削らない”
なるべく“削らない”
いきなり“削らない”
私は“削らない歯医者”
症状がないので当然処置しません
と言いたいところですが
そうはいかないこともあります
もし放っておいて
痛みが出てからでは手遅れになって
N様にお辛くなることがありますので...
ただ
ご本人の治療に向き合う姿勢ができなければ、
無価値で意味がありません
かと言って
いきなり「どうなさいますか?」と尋ねても
素人さんには分からないことがほとんどです
治療することのメリットとリスクやその逆について
時間をかけてご説明しました
N様は徐々に向き合う姿勢になり
少しずつ質問してくるようになりました
「専門的なことは分からないので
最後は任せるしかないし
十分に納得したからお願いします」
納得づくでのご本人の決断があって
初めてGo!!です
私は“削らない歯医者”
納得づくで治療に入るまで時間をかけた
“いきなり削らない”バージョンです
さらにCT検査で詳しくチェックしてみました
副鼻腔との境界の骨まで押し上げられています
バイ菌によって骨が吸収されていてかなりの広範囲です
「これだけダメージが大きいと
抜歯するしかないかな...」
と判断する歯医者は少なくないでしょう...
10人いたら10人ともそう言うかも知れません
ただ
ご本人にとって自覚症状が無いので
抜歯される動機がないのです
放っておくのは好ましくないのもお分かりで
処置を受けられました
“ダメ元”をシェアしながら
じっくりと処置を進めました。
バイ菌の通り道=根っこの中をキレイにする
再根管治療です
私自身が「ホントに治せるのかな」と思いつつ...
です
幸いにして
何の不快症状も出ないまま
約1年が経った時にCT検査を行いました
=黒いところが減っている
押し上げられていた副鼻腔も改善傾向です
ぬか喜び!?でも良くないので
謙虚に「抜歯する時期を延期できている」
という感じで捉えてシェアしました
その後も全く何ともなく経過し、
「良くなってみると前は変な感じだったみたい」
変化に気づかれたようでした
さらに1年後のCT画像です
すっかり治った(骨が再生された)ような感じです
当然違和感なく噛むことができているそうです
まさに
患者さんと二人三脚で“治癒(ちゆ)”をゲットしました
チャレンジしなければ
成功はありません
何事もあきらめるのは簡単です
でも
それは後悔につながる
「あの時〇〇しなければ/しておけば良かった…」
と後悔したくないでしょ
歯なんかいつでも抜けます
往生際悪くジタバタしてみましょう
今日は以上です
としな歯科医院
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