サントラ盤ジャケットデザインの世界
映画ファンというもの、映画の隅ずみまでしゃぶり尽くしたいと思うものです。 私個人的には、特に映画のタイトルバックが大好きで、映画の出来は気に入らなくてもタイトルバックはお気に入りという映画が何本もあります。 そしてタイトルバックと連動して、音楽<サウンドトラック>も大好きなもののひとつです。 音楽の良し悪しは、映画の良し悪しを左右する主要な要素のひとつとして、どうしても無視出来ない存在であると思います。 そんなサントラ好きが高じて、昔はサントラレコードのジャケットデザインにまで非常に惹かれていた時代がありました。 私が一番映画に狂っていた中学・高校時代にはまだCDはありませんでしたので、レコード屋さんに行っては、シングル盤やLP盤のレコードを立ててある棚の前に立ち、上からレコード盤をパタパタとめくりながら、いいジャケットデザインのサントラ盤が無いか、長時間色々と物色したものでした。 ですので、購入当時は観てもいない映画のサントラレコードも何枚か買ってしまっています。 (「未来惑星ザルドス」「エクソシスト」「オクラホマ!」「ザナドゥ」辺りでしたか・・・) 時代はだいぶん後になりますが、一時期デザインにちょっとだけ関わりのある仕事をしていた私は、何かデザインのアイデアの基になる本を探そうと本屋さんをウロウロしていたところ、映画コーナーで一冊の本を見つけました。 それが< THE ALBUM COVER OF SOUND TRACKS >という洋書で、中を見ると洋物のサントラレコードのデザインが満載。これはデザインの勉強にうってつけと思い、私にとってはかなり高額でしたが、その本を買い求めたのでした。 < THE ALBUM COVER OF SOUND TRACKS >の表紙。縦横30センチの大きな本です。 その中で私が個人的に気に入っているデザインをいくつかご紹介します。 今回は特に<まるで有名な芸術作品>かの様に見えてしまうくらい、単独で見ても非常にデザイン性の優れている(と私が勝手に思っている)ジャケットです。 オードリー・ヘプバーン主演「パリの恋人」非常にシンプルでデザイン性の優れたジャケットだと思います。映画のタイトルバックも、これと同じイメージでオシャレでした。フランク・シナトラ主演「黄金の腕」この映画、タイトルバックのデザインが、神様<ソール・バス>。タイトルバックと同じイメージのジャケットデザインもソール・バスの様です。天才ですね。ジーン・セバーグ主演「悲しみよこんにちは」この映画もタイトルバックデザインはソール・バスで、当然このジャケットもタイトルバックと同じイメージのデザインです。ちなみに「黄金の腕」と「悲しみよこんにちは」は、残念ながら映画自体をまだ観ていません。YouTubeでタイトルバックを観て、あらためてソール・バスの偉大さを実感しました。今回は洋物の本からの抜粋でしたが、違う機会に日本製サントラ盤の中でレアなものもご紹介したいと思います。