「先入観」
かなりやっかいな代物だ。
「思い込み」 = 「先入観」 と考えられがちだが、
違いがある。
ある事に対して、行動をせずに結論付けてしまう点では、どちらも同じだ。
しかし、
違いがある。
「思い込み」は、認識下でのフィルターであり。
「先入観」は、無意識下でのフィルターだ。
例えば、病院で白衣を着た男性を見かけたら、「先生だ」と思う。
「先入観」は、状況的にも 「当然」 として、無意識下で自然と受け入れている。
意識的にか無意識的にか ・・・ ?
皆さんは、どちらのメガネで物事を見ているだろうか?
「先入観」は、ある事に対して様々な経験や知識を取得し、
その結果、同類の事に対して無意識のうちに結論付けてしまう現象だ。
知らず知らずの内に、行動範囲や視野を狭くしている。
そして、その事に気付かない。
なんとも、やっかいである。
逆に、「思い込み」の場合は、意識的に行っている場合が多いため、ある程度はコントロールが利く。
コントロールが利きにくい点が、「先入観」のやっかいな部分である。
ポイントは、経験値が上がれば上がるほど、
「先入観の範囲が広くなる」 ということだ。
この 「先入観」。
実は、簡単な方法で意識下に置く事ができる。
並行思考をご存知だろうか?
ある事柄を考えるとき、別の(関連する)事柄を同時に比較考慮する事だ。
答えは、「全く違う事柄に、置き換えてみる」。
これだ!
分野が全く違う事に置き換えて、現在の自分のレベルを計ってみる。
又、全く違う分野での集客方法や実践方法などを関連付けてみる。
そうすると、今の自分の位置を知る事ができる。
全く違う話だが、一つ例を挙げる。
テレビのニュースなどでたまに見かける方法だが ・・・ 。
ある事実を説明するときに、視点を変えて説明するときがある。
例えば、イチローの年俸の凄さ。
5年契約で、110億円。
これだけ聞くと、なかなかピンとこない。
では、1年間では?
110億 ÷ 5 = 22億円
メジャーリーグの年間試合数は、162試合。
22億円 ÷ 162 = 約1,358万円
これを、8時間労働だとすると。
1,358万円 ÷ 8 = 約169万円
なんと!! 時給169万円!!
ここからが、視点の転換だ。
年間22億円。
一般社会人の出勤数を210日とする。
22億円 ÷ 210 = 約1,047万円
残業も含めて、一日10時間労働では。
1,047万円 ÷ 10 = 104.7万円
そして、ここから。
牛丼400円なら、何杯分か?
104.7万円 ÷ 400 = 2,617杯分。
で、日本全国のサラリーマンが、昼飯を牛丼にしたとして、
2,617人分の働きをした事になる。
つまり、イチローは 2,617人 分の仕事をしているのだ!!
すげーーーー!!
って、思っただけで終わらないように!
確かに凄いと思うが、この例えを導き出す過程が 「視点の転換」 だ。
ここから先で大事な事は ・・・
イチローは、2,617人分の 「仕事量」 を一時間でこなしているわけではない。
この 「仕事量」 に匹敵する 「期待の価値」 を持っているのだ。
その 「期待」 に観客やマスコミ、テレビ、雑誌、ネット・・・などなどが、毎回お金を払っている。
ポイントは、多くの人達が、「自分たちが認めた価値観で少しずつのお金を払っている」ということだ。
牛丼の例に例えるなら、「400円で美味しく空腹を満たせる」 という 「期待」に 2,617人に人がお金を払っているという事。
どうだろう、
何となく、PV(ページビュー)の獲得に似てこないだろうか?
自分なりに、色々な例えをやってみると良い。
ビジネス症候群に陥っている方々、「先入観は見えない」のである。
「見えない」 と分かって(前提として)物事を捉えて、
常に「視点転換」を行い、別の目線から自分を把握する事が、
「先入観」 に陥らない方法である。
自分の位置を知る。
どれだけ優れた地図を持っていても、自分の位置が分からなければ、
目的地には辿り着けないのである。