2025年6月某日、僕は「富山駅」にいた。富山には所用で定期的に来ているのだが、今回はその用事に時間がかかってしまい、遅くなってしまった。時刻を見るとすでに19時。夕飯には少し早い時間だが、食べておかしい時間でもない。実をいうと、前々から気になっていたお店があったので、この機会に行ってみる事にした。
そのお店の名前は「立山そば」。JR側(新幹線側)出入口を出て、お土産屋の隣にあるお店だ。
看板を見ると「源」と入っているが、これは富山を代表する駅弁の一つ「ますの寿司」を販売している会社であり、そのため「そば」を食べながら「ますの寿司」も食べられるのではないかと推測していた。だが、これまでは食事をする時間帯に富山駅に居た事があまりなく、その機会がなかなか無かった。ようやく、念願叶って食べる事が出来る。
お店に入ると、向かって左側に券売機があり、メニューを見てみると「そば」以外に「うどん」もあった。「そば」一択と思っていたので一瞬悩んだが、そばとうどんを一緒に楽しめる「相盛り(各1玉づつ)」というものがあったので、これにした。
また、思った通り「ますの寿司」で1切れというものもあったので、これもチョイスした。
食券を渡して待つこと1分くらいだっただろうか。料理が出てきた。相盛りはさすがのボリューム感で、見た目からして満足出来そうだった。また、ますの寿司1切れは、ちょうど「ケーキ」の1カットのように三角形をしていた。
それでは早速「いただきます」。
ダシは、見た目が薄い事からわかるように「関西風」であり、そのたたずまいが、良い意味で「駅の立ち食いそば」感を出していて、個人的に好感が持てる。
相盛りなので、まずはうどんを中心に食べ進める。合間に「ますの寿司」を食べつつダシを飲む。食べ進めるためのこのコンビネーションは、まさに「テッパン」と言える。
さらに、うどんが無くなったところでそのままそばに移行し、同じようにますの寿司を食べ、ダシを飲む。うどんからそばへシームレスに食べる事が出来るのは、相盛りならではと言える。今回は、そば・うどん・ますの寿司を充分堪能する事が出来た。言うこと無しだ。
「ごちそうさまでした」