『ゲームは1日1時間』
大型で非常に強い台風24号が日本に接近していた2018年9月29日(土)、「天狼院書店」において「『高橋名人のゲーム35年史』書籍発刊を記念したトークイベント」が開催されました。
高橋名人と言えば、ファミコンが全盛の時には小学生の間では絶対的なアイドルであり、代名詞と言える「16連射」は、多くのチビッコが真似をしたと思います。もちろん、僕もその1人でした。
そんな高橋名人を有名にしたのは、全国で開催された「全国キャラバンファミコン大会」だと思います。僕の認識では、第1回目のキャラバンが好評だった事を受けて、翌年に開催された第2回目のゲーム「スターソルジャー」が、一番盛り上がったのではないかと思います。
当時、僕は田舎に住んでいたのですが、予選会場まで電車で1時間かかる事から、参加出来ないだろうと思っていました。しかし、奇跡が起きて、いきなりチャンスが巡ってくるかもしれないと思い、スターソルジャーを購入して練習しました。残念ながら奇跡は起きず、ゲーム大会にも参加出来ませんでしたが、あの時の事は今でも覚えています。
同時に、「高橋名人に会いたい」という想いも強く持つようになりました。
そして今回、思いも寄らないところからそのチャンスは巡ってきました。
イベントが開催される天狼院書店は、「東京」を皮切りに「京都」と「福岡」にも出店していますが、各店をネット回線で結んでいます。この事から、リアルタイムに映像を流せるので、どこのお店からでもイベントに参加出来る体制を整えています。
この日のイベントでは、東京をメイン会場にして、京都と福岡はライブビューイングのような感じで行われました。高橋名人は東京会場に来るので、当然ですが直接会う事は出来ません。
それでも、トークイベントでは定番の「質問コーナー」があり、ここで質問する事が出来ました。僕が「質問」をして高橋名人が「答えた」という事は、一種のコミュニケーションが成立した事になり、強引な解釈かもしれませんが「会話が出来た」と捉えています。
これは、僕の中では忘れられない良い思い出となりました。
それからもう一つ。今回のトークイベントの中で印象に残ったのが「ゲームは1日1時間」です。高橋名人の有名な言葉であり、テレビ番組でも解説をした事がありますが、改めて話しを聞いて、「この言葉によってゲームは文化になったんだ」と、さらに強く感じました。
当時、一番ゲームを遊んでいたのは小学生を含めた学生だったと思いますが、ゲームを買うお金はそれほどありません。また、お小遣いを貯めたとしても、親御さんがゲームを認めなければ、購入するのは極めて難しいと思います。
つまり、親御さんの理解を得なければ、ゲーム業界は立ち行かなくなり、文化にならなかった可能性があるという事です。
この言葉で親御さんの心を掴み、今のゲーム業界の環境を整えた一翼を担ったのではないかと思います。
『今回のイベントはここで参加しました』
<福岡天狼院>


