社会人になって20年以上が経過し、年齢も40歳を過ぎると、ボンヤリではありますが将来について考える事があります。
現在はサラリーマンなのですが、無事に定年を迎えられたとしても、60歳以降は何か仕事をしなければなりません。頼みの綱の「年金」も、その綱がだいぶ細くなってきたので、僕たちがもらえる頃にはどうなっているのかわかりません。
そんなわけで、将来に向けていろいろ資格も取得しているのですが、できる事なら面白そうな仕事をしたい、というのが本音です。
例えば、僕はゲームが好きなので「ゲームセンター」というものを考えてみました。しかし、これは残念ながら、現実的にはかなりキビシイと思います。
自分の身近にあったゲームセンターを見ていても、あちこちで閉店が相次いでいます。
それでも、スマホゲームが隆盛を極める昨今ですが、中には、行列が出来るほどのアーケードゲームもありました。
最近のアーケードゲームの傾向として、ネットワークにつないでいる場合が多く、行列が出来たゲームも同じでした。筐体も、専用である上に大型である事から、資金に余裕があるゲームセンターでなければ導入が難しく、しかも、最近は後から欲しいと言っても、メーカーが追加で生産してくれる事はないらしいのです。
ですから、最初の段階で、人気が出るか出ないかの賭けをしなければならないのです。そんな状況なので、不可能ではないものの、残念ながら中小のゲームセンターでは、導入が難しいようです。
それでも、レトロゲームの人気が再燃してきたので、クラウドファンディングを利用してゲームセンターをオープンするケースも出てきましたが、こちらも成功したり失敗したりと、なかなか難しいと感じています。
次に考えたのが「ゲームバー」でした。これは、ゲーム単独での経営が難しいのであれば、別の柱を立てて、それで成り立たせようという考えです。
そこで、何を組み合わせたら良いか考えた時に、飲食関係が良いのではないかと思いました。食事をしない人はいないので、おいしい食べものを提供出来れば、それでお客様さまを呼べるのではないかと考えました。
コンセプトは「うまい食事の出来るゲームバー」です。
そんな事もあり、独学ではありますが、「調理師」の勉強を座学から始めていたりします。
しかし、ここでも問題があります。一般的にゲームバーのシステムは時間制で、ゲームは遊び放題、飲み物は飲み放題が多いのですが、使用しているゲームが家庭用ゲーム機なのです。こちらはまだまだ制度的に成熟していないところがあり、ゲーム機メーカーからキビシイ事を言われる事があったりと、こちらも難しい面があります。
そこでどうしたものかと考えたのですが、ある喫茶店に行った時に答えを見つけました。
「テーブル筐体」です。
むかしは、喫茶店にもテーブル筐体を置いているところがあり、合間を見ながらゲームをする事が出来ました。それを再現するのです。
テーブル筐体であれば、ゲームをしなくてもテーブルとして機能するので、無駄がありません。また、デモ画面を流しているだけでも雰囲気が作れるので、申し分ありません。
肝心のテーブル筐体は、「テーブル筐体風ガラステーブル」というものが販売されています。こちらは、強度的に業務用でも使用出来るとの事であり、しかも現在の技術と入手出来る部品で制作されているので、メンテナンスも比較的容易です。
また、モニターにさえ繋げれば良いので、本当の業務用筐体よりも汎用性が高く、ゲームを選ばないのが魅力です。さらには、オプションで「引き出し付きテーブル」に変更する事も出来るスグレモノです。
風営法の絡みがあるので、テーブル筐体はあまり置けないと思いますが、現状考える中では一番良いのではないかと思います。
しかし、今もこうやってブログを書いているわけですが、ライターになる夢も諦めていません。
以前は、ライティングのゼミに通って勉強しましたが、その時も毎週提出の課題について、出せなかった事は一度もありませんでした。
現在ゼミは辞めましたが、当時よりも書いている文章量は、多い時で月2万字くらい、今の方が多いです。
ゼミの時に言われたのですが、スポーツと同じで、書かなければ絶対に上手くなれないと。ライターになる夢も、ゲームが出来る喫茶店を開く夢も、現在は可能性として残されており、さらに違う夢にこれから出会うかもしれません。
いずれにしても、まだまだ勉強不足なのにはかわりありません。自分がやるべき事は、「出来る事を精一杯やる」なのだと肝に銘じながら、今日もいつも通り満員電車に乗ろうと思います。
人生、諦めが肝心な時もありますが、諦めの悪さが必要な時もあると思います。
