『30円ゲームをサガそう』
僕が子供のころ、ゲームセンターのゲームは1プレイ50円が主流でした。新作のゲームはさすがに100円だったのですが、時間が経過すれば自然に旧作となり、やはり50円で遊べる事が多かったと思います。
子供の時というのは、よほどの特殊能力がなければ自分で稼ぐことが出来ませんから、使えるお金といえばお小遣いに頼る事になります。お金持ちなら別だと思いますが、一般的にお小遣いといえばそう多くはなく、子供なりに悩みながら使い道を考えてたのではないでしょうか。
そんな状況ですから、ゲームセンターで遊ぶなら安いに越したことはなく、50円ゲームはとても重宝しました。その後、物価の上昇や消費税なんかも導入され、次第に1プレイ100円が主流になりました。
しかし、あれから20年以上経過しているのに、現在(2018年6月)でも1プレイ100円で遊べるというのは、それはそれで凄い事だと思います。お店側の努力の賜物だと思いますが、少しでも来店して遊びたいと思います。
それはそれとして、九州新幹線が全線開通した年に、僕は九州に引っ越してきました。引っ越した家の近くに、またまたなのですが、歩いて行ける距離にゲームセンターがありました。3階建ての建物のうち、1階と3階は営業しており、2階部分は閉まっていました。ネットで調べたところ、以前は2階もゲームセンターとして営業しており、アーケードゲーム専門雑誌「ゲーメスト」にも、ハイスコア集計店として掲載されていたようです。
1階はクレーンゲームが主だったと思いますが、3階はビデオゲームがズラッと並んでいました。当時、僕はシューティングゲームが好きだったのですが、このゲームセンターには「怒首領蜂大往生」と「エスプガルーダ」が稼働していました。料金を確認したところ、こんな表示がありました。
「1プレイ 30円」
30円!?僕の子供の時ですら50円だったぞ!!
これは僕の常識を越えた料金設定であり、いま風に言うならば「価格破壊」でした。あまりの衝撃に感動すら覚えたのですが、お店を発見してから2ヶ月後に、このゲームセンターは閉店してしまいました。閉店も違う意味で衝撃だったのですが、僕の中で「1プレイ30円」というのは、強く印象に残りました。
さらに時は流れ、佐賀県多久市にある駄菓子屋「三輪商店」に行くとき、せっかくなのでゲームセンターがあったら寄ってみようと思い検索してみました。すると、良さそうなお店がヒットしました。
「遊道楽 嘉瀬店」
寄り道するにもそんなに遠くなかったので、行って見る事にしました。お店は比較的新しく、総合アミューズメントスペースといった感じでした。ボーリングやカラオケ、さらにはミニ四駆を走らせる事が出来たりと、まさに至れり尽くせりです。店内を当てもなく物色していると、汎用筐体が設置されているコーナーを見つけました。稼働しているタイトルを見ると格闘ゲームばかりでしたが、料金を見て驚きました。
「1プレイ30円」
まさか、こんなところで再会するとは思いもよりませんでした。今度こそ、こんどこそ、30円ゲームを思う存分遊び尽くしてみせます。
<遊道楽 嘉瀬店>
住所:佐賀県佐賀市嘉瀬町中原2488-1

