いきなりですが「ライブビューイング」というものをご存知でしょうか。
誤解を恐れずに言うと、ライブやコンサートをネット配信を利用して、映画館やPCで見ようというものです。これは当日、会場に行けない人やチケット抽選に漏れた人たちにとっては、とてもありがたいシステムだと思います。
「ライブDVDでもいいじゃないか」という声も聞こえてきそうですが、ライブに行きたいと思うほどですから「同じ瞬間を共有したい(盛り上がりたい、沸きたい)」というのが、ファン心理というものではないかと思います。楽しみ方として、これからますます需要が増えてくるのではないでしょうか。
そして、さらに技術が進化すると「ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)」を利用したものが登場するのではないかと考えています。すでに、それに近い事を体験出来るソフトもありますので、本格的な運用も近いのかもそれません。
さらに、第5世代移動通信システムである「5G」のサービスが開始され、HMDと組み合わせる事で、「どこでもライブビューイング」が実現するかもしれません。リアルとバーチャルが入り混じる、そんな時代がすぐそこまできているように感じます。
そんな事を思いながらテレビドラマ「孤独のグルメ」を見ていたところ、ふと、ドラマの中に入り込めたら面白いのではないかと思いました。
主人公になったつもりで町を徘徊し、良さそうなお店に入って席につく。メニューを見ながら「ああじゃない」「こうじゃない」と、悩みつつも楽しみながら注文し、そわそわしながら待つ。
そして、テーブルに美味しそうな食事が目の前に出てきて「いただきます」と口にしたところで気がつくのです。
「食べられない…」
リアルに再現され、いかにも美味しそうな料理が目の前にあるのに食べられないのです。これは、精巧に作られた「食品サンプル」と同じではないでしょうか。食べたくても食べられないのは、精神衛生的にもあまり良いものではありません。
手軽に疑似体験をする事が出来る「バーチャルリアリティ(VR)」も、食に関しては逆効果かもしれないと思いながら、孤独のグルメ主人公の決め台詞「ごちそうさまでした」を聞きました。
あ、まてよ。
そのままデリバリーで注文出来ればいいのか。
デリバリーも、VR空間で行う日が来るかもしれません。
