『 高田馬場ゲーセン・ミカドとは』
東京都高田馬場にあるゲームセンター。昨今のゲームセンター(以下、ゲーセン)は、ネットワークを利用したゲームが多くなっている。
しかし、ゲーセン・ミカドでは、ネットワークを使用しない、これまでゲーセンを支えてきた「スタンドアローン」で運用するレトロゲームが主力となっている。80年代に活躍したシューティングゲームや、90年代に大ブレイクした格闘ゲーム等も現役で稼働しており、まさにゲーム博物館となっている。
また、ゲーム配信も行なっているが、その内容が狂っているほどレベルが高い。お店にはトップクラスのプレイヤーが集う事から、配信される動画も参考になるものが多く、とても見応えがある。さらに、ゲーム攻略の動画を配信する事もあるが、極めて貴重なプレイが多い。そんな地道な努力が実を結び、今では「世界最強のゲームセンター」との呼び声も高く、海外からは、ゲーセン・ミカドに来店する目的で訪れるほどになっている。
『来店レポート』
日本最大の同人誌展示即売会である「コミックマーケット」の開催期間中、会場である東京ビッグサイトには行かず、高田馬場ゲーセン・ミカドに行ってきました。
入口を入るとすぐに「太鼓の達人6」が出迎えてくれます。ここでプレイをしていたら絶対に目につくので、腕に覚えのある人には是非遊んで欲しいです。奥に視線を移すと、可動筐体のバギーレースゲーム「パワードリフト」や、同じく可動筐体のヘリシューティング「メタルホーク」といった、現在ではあまり見なくなったゲームが稼働しています。
また、シューティング御三家の一つである「ダライアス」、その最新作となる「ダライアス バースト」×2台、そして、ダライアスと同じ筐体を使用したアクションゲーム「ニンジャウォリアーズ」といった、迫力ある「タイトー大型筐体ゲーム」が両脇を固めます。
汎用筐体のゲームも、不朽の名作アクション「ドルアーガの塔」×2台や、激ムズシューティングの代表格「グラディウスⅢ」×2台など、他のゲームセンターでは考えなれないラインナップとなっています。
ノスタルジックな気分に浸りながら2階に上がると、格闘ゲームの中でもレトロゲームに分類されるゲームたちが出迎えてくれます。少し奥に行けば、業務用ダウンロードコンテンツ「NESiCA×Live」も稼働しているので、新しいゲームも楽しむ事が出来ます。
格闘ゲームのコーナーから少し離れた場所には、すでに伝説となっているシューティングゲーム「バトルガレッガ」×2台、シューティング御三家の一つである「グラディウスⅠ〜Ⅳ」、シューティングゲームで名を馳せた「東亜プラン」最後の作品「BATSUGUN」など、やはり濃いラインナップとなっていました。
極め付けは、ドラえもんの声優として活躍した「大山のぶ代」氏が所有していたパズルゲーム「アルカノイド」を譲り受け、その実機を稼働させていた事です。紛れもなく、「ゲーセン・ミカド」でしかプレイする事が出来ない一品です。まさに「世界最強」の名に相応しいゲーセンでした。
『高田馬場ゲーセン・ミカド』
・営業時間 10:00〜24:00