日本における「コンピューターロールプレイングゲーム」の代表と言えば、何と言っても「ドラゴンクエスト」だろう。
ロールプレイングとは、ゲーム世界の住人となって冒険をする「なりきりゲーム(ごっこゲーム)」と言えると思う。
ドラゴンクエスト(以下、ドラクエ)の場合、ゲームをスタートした時には、かつて世界を救った勇者の末裔だろうが何だろうが、とにかく弱い。そこで、スタート地点となる城なり街の周辺にいるモンスターを倒し、分身であるゲーム世界の自分を強く(レベルアップ)していく。
モンスターを倒せばお金も手に入るので、それで武器や防具を購入し、装備を整える。そうやって強くなる事で、どんどん行動範囲を広げて行き、さらに次の拠点となる街でレベルアップを図る。
この行動を繰り返し、最後に待ち構えているボスを倒す事が、ゲームの目的となる。
ロールプレイングゲーム(以下、RPG)は以前から存在していたものの、日本において、ここまでメジャーにしたのはドラクエだろう。
ヒットした要因は、何と言っても遊びやすい事だと思う。ドラクエは、RPGの名作と言われる「ウルティマ」と「ウィザードリィ」の良いところを組み合わせて作ったという事を聞いた事がある。実際にこの二作を遊んでみると、その事を実感する。
移動にしても戦闘にしてもわかりやすく、ストレスを感じさせない。ストーリーも重要だが、操作がわかりにくいゲームを遊び続けるのは、苦痛以外のなにものでもない。ゲームに慣れた人ならば、その苦痛の先にある面白さにたどり着けるかもしれないが、初心者にそれを強いるのはやはり無理がある。
その点、ドラクエはRPG初心者には打ってつけのゲームと言えた。
だが、実を言うと僕が初めて遊んだRPGはドラクエではない。その二作目となる「ドラクエⅡ」だ。
当時、僕はまだ小学生だったのだが、ドラクエを見たときに面白そうと感じなかった。子供だったので、動きが派手なアクションゲームなどに目がいっていたのだ。
その後、ドラクエⅡが発売された時に大ヒットとなった事を知り、それで流行に乗っかるように、初めてRPGを遊んだ。そうすると、やはり一作目も遊んでみたくなり、友達に借りてプレイした記憶がある。
一作目はボリュームも大きくなく、結果としては、一週間くらいでクリアしてしまった。それは、先に始めていたドラクエⅡよりも先にクリアしてしまった事を意味してる。つまり、僕にとって初めてクリアしたRPGは、ドラクエという事になる。
そして、もう一つ忘れてならないのは、ゲームミュージックというジャンルを確立したのも、ドラクエなのではないだろうか、という事だ。クラシックコンサートでゲームミュージックが演奏される事も珍しくなくなったが、その先駆けとなったのはドラクエだと思う。
そう考えると、ドラクエがゲーム業界に与えた影響は計り知れず、ユーザーへの影響も同じくらい大きかったと思う。もちろん、僕への影響も、だ。
さて、ドラクエの思い出に浸るのも良いが、最新作のドラクエⅪがもうすぐ発売されるというのに、まだドラクエⅨをクリアしていない。新しい冒険を始める前に、今の冒険を終わらせなければ。
今年の夏はとにかく暑いようなので、エアコンの効いた部屋でドラクエⅨをしながら、健康的な生活を送ろうと思う。
