「愛」を体現するアイドルオタク | ジョブスケの人生全力疾走

ジョブスケの人生全力疾走

ブログの説明を入力します。

 

 今年のAKBの総選挙において、突然の結婚宣言があった事から「さっしー(指原莉乃)の三連覇(20171位)」や「まゆゆ(渡辺麻友)の卒業(20172位)」という、グループとしては結構大きな話題も霞んでしまいました。


 

 総選挙は、多くのAKBグループのメンバーが自分の今後を占う大事な場として認識し、それこそ死に物狂いで真剣に取り組み、この日を迎えたと思います。しかし、その大事な発表の場が一転し、結婚宣言の場となってしまいました。


 

 一部、メンバーやファンから避難の声が上がったようですが、芸能ジャーナリストの記事を見る限りでは、好意的に受け止めていた事が多いように思います。


 

 総選挙も9回目を数え、マンネリ感が出てきたところに「恋愛禁止」を大々的に打ち出しているAKBからいきなり「結婚宣言」があったという事で、サプライズとして良かったのではないかと。加えて、「アイドルが恋愛をしてはいけない」という昔からの慣習にも一石を投じた、とありました。


 

 しかし、アイドルを直接支えているのは、芸能ジャーナリストではなく、ファンです。総選挙も、お金を出して投票しているのは、あくまでもファンです。


 

 そこで、改めてファン(主にアイドルオタク)の立場でちょっと考えてみようと思います。先に白状すると、僕はアイドルオタクではないので間違っている部分もあるかもしれません。しかし、以前はアイドルのライブ会場に足を運んでいましたので、少しは気持ちがわかるのではないかと思います。


 

なお、ここでは「女性アイドル」に限定しますのでご了承下さい。


 

 SNSやブログなどでアイドルオタク(ドルオタ)の方の書き込みを読んでいると、「オレたちが盛り上げてやるぜー」といった熱意がヒシヒシと伝わってきます。とくにローカルアイドルの場合は、ライブ時の距離が近いので、ドルオタは「楽しませてもらっている」という気持ちが強いように思います。


 

 それは、「物販」の一環である「ミニ交流会&チェキ撮影会」によく反映されていると思います。推しメン(推しているメンバー)の列に何度も並んでいる人の顔を見ると、本当に幸せそうです。


 

 しかし、それは「アイドルと客」という関係だからこそ成り立っており、仕事場であるステージを後にすれば、アイドルはファンと距離をおきます。SNS上では多少やりとりはあると思いますが、プライベートで会っていたなら問題になります。


 

 さらに言うと、ローカルアイドルなら会って話をする事も可能ですが、メジャーアイドルではほとんど叶いません。それどころか、顔を覚えてもらう事すらないのではないでしょうか。


 

 それでもドルオタは、貴重な時間とお金を推しメンのために惜しみなく投入し、応援します。それは、まさに「愛」と呼べるのではないでしょうか。


 

 「恋は求めるもので、愛は与えるもの」と言いますが、その事を体現していると思います。もう少しわかりやすく言えば「私はあなたを好きである事、応援している事で幸せな気分になれます」になると思います。そこには、見返りを求めない「無償の愛」の姿があります。


 

 ヨーロッパには「アイドル」という職業はなく、あくまでも「歌手」と「ダンサー」になるそうです。純粋に、その分野で勝負するのだと。


 

 しかし、日本で発達したアイドルは、「かわいさ」を全面に押し出しているため、恋愛感情抜きに語れない側面があります。だからこそ、「アイドル(推しメン)を愛する」という事も成立するのではないかと思います。


 

 ですが、残念な事にアイドルとは人生を共に歩む事はできず、必ず別れのときがやってきます。アイドルは輝いてこそアイドルだと思いますが、卒業する瞬間まで支えるのもドルオタだと思います。


 

 言葉で「愛してる」と言うのは簡単ですが、それを実行するとなると非常に難しいです。しかし、ドルオタは当たり前のように推しメンに対して、愛を表現します。

 

それは、凄い信念だと思います。まさに、愛が成せる技ではないでしょうか。

 

 

モデル:神田みつき

*写真の掲載については、神田みつき氏に了承を得ております。

 

 

 

「神田みつき」がプロデュースするアイドルユニット

「ギルドール」「絶対病的」

福岡を中心に活動中!!!