年末年始は、電車好きにとっては忙しい時期だ。それは、特別なキップが発売されるからだ。1番有名なのは「青春18きっぷ」だろう。僕もそうだったのだが、ネーミングのせいで、18才以下でなければ使えないと思っていた。だが、実際には18才以上でも使えるという事で、年齢制限のあるものではない。
このキップの特徴は、JRの電車のうち、「普通・快速」が1日乗り放題になる事だ。JRは現在6つにわかれているが、その垣根も飛び越えて使う事が出来る。強者になると、東京から下関まで1日で来てしまうらしいから驚きだ。まるで魔法のようなキップだが、欠点もある。先ほども述べたが、普通・快速しか乗れないところだ。ゆえに、長距離になると極めて時間がかかる事から、綿密な計画が必要となる。
しかし、そんなジレンマを解消する特別な日がある。残念ながら、JR各社の壁は越えられないが、その日限定の乗り放題キップが発売される事がある。その日とは「元日」だ。
このキップは新幹線及び在来線特急も乗り放題になるとんでもないキップだが、青春18きっぷとは全く違うキップなので料金も高い。だが、長距離移動をすればするほど安くなる傾向があるので、新幹線を使わない手はない。そんわなけで、僕も元日は初詣をしている場合ではないのだ。
まずは始点である博多に行きここから大阪に向かうのだが、どうしても乗りたい新幹線があった。
「500 TYPE EVA」
あの人気アニメ「エヴァンゲリオン」とコラボした新幹線だ。ベースとなった「500系」新幹線は、その独特なフォルムから、今でも人気が高い。それを改造して「エヴァ風」にしてしまうのだから、これを企画した担当者のセンスには脱帽だ。そう、僕はこれに、いや、「エヴァ」に乗りにきたのだ。
出発は朝の6時36分。エヴァを出迎えるために、6時20分頃にはホームに到着した。その時すでに先客がおり、カメラ片手にスタンバイしていた。僕も写真撮影をするため、自分のポジションを確保する。エヴァは6時33分頃に入線してきた。やはり、その姿を見るとテンションが上がる。
外観の写真を撮り早速中へ。すると、聞き慣れた声が聞こえてきた。そう、車内アナウンスをしているのは、エヴァンゲリオンの中でも人気の高いキャラクター「渚 カヲル」だ。ここまでやるのかと感心してしまう。ほどなくしてエヴァは動きだしたが、ここでも「渚 カヲルがご案内します」とアナウンスが。さらに、駅到着時のBGMも「残酷な天使のテーゼ」が流れる。このやり過ぎ感がたまらない。
内装も、エヴァの世界感をあちこちに散りばめており、見ているだけで楽しめる。このエヴァ新幹線は、「山陽新幹線」の「こだま」として1日一往復しかしていない。そのため、乗るには計画的に動く必要があるが、一度はエヴァを「体感」して欲しい。
今回使用したキップ
「JR西日本元日乗り放題きっぷ」 15500円(普通車用)









