「キャプテンコマンドー」は、そのゲームの面白さを考えた時、とても不遇だった気がする。何故かというと、世界中で大ヒットした格闘ゲーム「ストリートファイターⅡ」と同じ年にリリースされたからだ。
ゲーム自体は、こちらもヒットした横スクロール格闘アクションゲーム(ベルトスクロールアクション)「ファイナルファイト」と似ており、実質的にその流れ汲んでいたものと思われる。ファイナルファイトよりは若干キャラクターが小さくなったものの、さらにアクションは多彩になった。
その中でも大きな違いは「ダッシュ」だ。同じ方向に素早くレバーを2回入れることで走り出し、そこからさらに攻撃ボタンを押す事で、ダッシュ攻撃が出来る。このダッシュは極めて重要で、走り出すと違う方向にも移動出来るので、囲まれないようにうまく位置取りするには、必須のアクションと言える。また、ダッシュ攻撃自体が強力なので、短い距離で出せるようになると、攻撃の幅が広がる。個人的な意見だが、爽快感もファイトファイトと同等かそれ以上だったので、良作のゲームだったと思う。
だが、本当にタイミングが悪かった。どんなに良くても、ストリートファイターⅡの影に隠れてしまう。リリース当初は僕自身、新しいゲームが出ているな、と思う程度で、ずっとストリートファイターⅡを遊んでいた。その面白さがわかり始めたのは、リリースされてから半年後くらいだった。ゲームセンターもやはり稼がなければならないので、人気のあるタイトルを優先的に導入する。そのため、地元でも稼働しているところは一箇所しかなかった。根本的に遊ぶ事が難しかった。
その後も、家庭ゲーム機に移植はされたもものの、それほど種類は多くない。大きなヒットを飛ばさなかったのでメーカーも生産数を控え目にしたのか、あまり出回った記憶がない。だが皮肉な事に、そのゲームの面白さが評価されたのか、レトロゲームブームの影響かわからないが、現在(2016年12月)入手しようとすると非常に難しい。根本的にモノがないか、あっても高価だ。そのため今回は、「PSP」版をプレイしたいと思う。このゲームソフトは本来「海外版」なのだが、比較的日本でも入手しやすく価格もそこまで高騰していない。国内で販売されているPSPでも動作するのでチョイスした。
ゲームを起動し、早速設定を変える。難易度を一番易しい「EASIEST」、プレイヤー数を「3」にする。これで準備は整った。
ゲームをスタートすると、キャラクター選択となる。ここでは「ジェネティー」を選ぶ。さすがにステージ1はサクサク進む。難易度も最低にしているので、気持ち良いくらい敵を倒せる。勢いそのままに、危なげなくステージ1をクリアした。ステージ2も比較的危なげなく進んだが、中ボスらしき敵で足止めをくらった。敵も攻撃方法も何となく覚えているのだが、どうやって倒したら良いかが思い出せず、結局ゲームオーバーになってしまった。だが、久しぶりに遊んでみると、やはり面白い。このままもう少し遊んでみようと思う。

