これまで「グラディウス」シリーズは、発売当初に巡りあえる事はあまりなかった。
グラディウスは、言わずと知れた横スクロールシューティングゲームの代表格だが、このゲームを知った時には、すでにゲームセンターから姿を消していた。直系の続編ではないが、沙羅曼蛇の時にも知った時期が遅かったため、登場時には立ちあえなかった。グラディウスⅡがリリースされた時はチャンスだったのかもしれないが、その時はまだ本格的にゲームセンターデビューをしていなかった。「何が何でも遊んでやる」という気構えが足りなかった。
そんな事もあり、「グラディウスⅢ」がリリースされると聞いた時にはうれしかった。この時は、アーケードゲーム専門誌「ゲーメスト」もしっかり読んでいたので、自分の準備も万全だった。それからは、毎日のようにゲームセンターに通う日々が続き、ついにその姿を現した。忘れもしない、クリスマスも近い年末の事だった。
放課後にゲームセンターに行くと、人だかりが出来ている。入口からだと、ちょうど反対側になる場所に設置されたので、そこからだと見えない。だが、ひと目見ただけでグラディウスⅢが稼働しているのがわかった。すでに列が出来ており、自分も早速列に並ぶ。その間も、先に遊んでいる人のプレイを見ながら研究する。そして、ついに自分の番がやってきた。結果は、2面止まりだった。どんなに研究したところで、それを実行するだけのウデがなければ先に進む事は出来ない。その後も何回かプレイしたが、あまり変わらなかった。
グラディウスⅢは時間の経過と共に徐々に攻略されていったが、いつしかある言葉を聞くようになった。
「グラディウスⅢはかなり難しい」
実際、スゴ腕プレイヤーのプレイを見ていても、かなりの難所がいくつもあった。さらに、「ここはクリア不可能だろう」と言われる箇所すらあった。(後に攻略法が編み出されたが、それでも実行はかなり難しい)また、初心者にも配慮したという事で「ビギナーコース」も選ぶ事が出来るのだが、それでも十分難しいと感じた。そんな事で、発売当初から立ちあえたという嬉しさとは裏腹に、段々距離を置くようになった。その後、家庭用ゲーム機に移植されるまで、遊ぶ事はなかった。
だが、移植されれば話は別だ。当時遊ばなかった分を回収するかのように遊んだ。だが、当時からゲームはうまくなかったのに、年齢を重ねてさらに下手になったウデではどうにもならならず、クリアは出来ていない。
その中で今回は「PSP」版をプレイしたいと思う。
ゲームを起動し、早速設定を変える。難易度を一番易しい「1 EASIEST」、HIT SIZE(当たり判定)を「SMALL」にする。さらに、本来ならショットとミサイルは独立したボタンだが、一つのボタンで同時に発射し、加えて連射も設定する。これで準備は整った。
最初にビギナーを選択しゲームをスタートすると、軽快なBGMが流れる。それで調子に乗ったのか、いきなり雑魚キャラ編隊を撃ち漏らした挙句、体当たりをしてしまい、ミスしてしまった。改めて気を引き締めてプレイしたところ、危なげなく進めてその後はビギナーコースをノーミスでクリア出来た。
これなら「テクニカル(ノーマル)」に挑戦する権利くらいはありそうだ。また、相変わらずいい曲が揃っている。改めてファンになりそうだ。

