RED FLAG TOKYO -6ページ目

ファントムシルバーリング発注方法



F-4 Phantom IIのSpookさんに日の丸。裏側にはF-4の機体が彫られています。
ギリシャのBabis Kakulidisさんの作品です。
Facebookの「The F-4 Phantom II」グループ(英語のみ)に参加してまして、そこに投稿されたリングをみて(英語で)"JASDFデザインが欲しい!"とコメントしたら"あるよ!"と返事が来て、何回かのメッセージの交換ですっかり意気投合し、発注してしまいました。

今でもファントムを運用するギリシャ空軍のOBさんで、兵装関係のCaptainをされていたとのこと。

「If you want to schedule a visit to Andravida Air Force base to watch the last Phantoms i would like to help you. Also In the same area is the Ancient Olympia , the birthplace of Olympic Games. it's a good opportunity to visit Greece and particular place. you have a lot to see」

ファントムを運用するAndravida Air Force baseからも遠くなくオリンピック発祥の地Ancient Olympiaのエリアに住まれているようです。このタイミングでギリシャのオリンピック所縁の土地の方との交流にもご縁を感じました。また、ギリシャ空軍のファントムラストに来るならヘルプするとも。ホントに行っちゃうぞ!笑

まずはBabisのジュエリーデザインを眺めてみて下さい。
“Air Studio Jewelry Design”

発注はメールで行います。私がやったメールはだいたい以下のような感じでした。

宛先
babiskakos@gmail.com

件名
Purchase Order for Phantom Ring Japan Edition

本文
DESIGN: 
- “Spook” Sterling Silver, Japan Edion
- Black Enamel (黒いエナメルを溝に埋める以下のような仕上がり)、エナメル無しなら - No Black Enamel でいいでしょう。
- Polished (以下のような艶あり)。艶無しが良ければ - Satin finish と指定します。
- Size 22(自分の指輪サイズ)私の場合22号でした。




次に支払い情報です。
My PayPal Account:
imachan@blueimpulsefan.net(自分のPayPalアカウント(通常メールアドレス))

最後に送付先の自分の住所を書きます。
ManshonX 725, Watashinomachi 1-1-1,
Jichitai-shi xxx-yyyy(郵便番号), 都道府県、Japan

これで注文メールの出来上がりです。

返事が来たら、Googleの翻訳サイトで訳して内容を確認しましょう。

Google翻訳サイト↓

恐らく感謝の言葉とPayPalで代金を振り込んで欲しいという内容でしょう。

私が発注したJapan Editionは送料込みで85€(ユーロ)でした。

PayPalですが、海外では定番のキャッシュレス支払い方法で、年会費も取られなかったと思います。メールアドレスとクレジットカードと住所を登録すればすぐ使えます。アプリもありますので、登録や送金はアプリで行います。

iPhoneなら、
からアプリを取得できます。

Babisは、ギリシャ空軍の周年記念の特注リングなども手掛けています。海外では、カレッジリングを身につける習慣もありますから、そのような感覚で付けるためのものだと思います。

映画「レッドオクトーバーを追え!」で、CIAのジャック・ライアンがレッドオクトーバーを追跡するために空母に飛んでいくと、艦長から馬鹿げた話だと冷たい罵声を浴びるのですが、司令官は彼の付けてたリングを見たかん、海兵隊の出身だぞ。xx年の事故から生還して病院で何ヶ月も生死を彷徨ったんだ、多めに見てやれよ。と、艦長をなだめるのです。

以下はBabisがギリシャ空軍のC-130部隊から依頼を受けて作ったもので、航空自衛隊のファントム部隊の記念リングなど是非やりたいんだと、元ファントム兵装士官として、同じファントム運用国としての意気込みを書いてました。そういうお話がありましたら中継のお手伝いをしますので是非ご連絡ください。

最後に説明を抜いたメール例を記します。挨拶文も入れておきます。テンプレートにしてください。

宛先
babiskakos@gmail.com

件名
Purchase Order for Phantom Ring Japan Edition

本文
Dear Mr. Babis Kakulidis,

My name is Yoshiyuki Imamura from Japan.  I would like to purchase your ring.
Please see my order in below.

DESIGN: 
- “Spook” Sterling Silver, Japan Edion
- Black Enamel
- Polished
- Size 22

My PayPal Account:
imachan@blueimpulsefan.net

Address:
ManshonX 725, Watashinomachi 1-1-1,
Jichitai-shi, 123-4567 Tokyo, Japan

I'm looking forward to receive my ring.

Best Regards,
Yoshiyuki Imamura


日の出


水平線から昇る綺麗な日の出をはじめて見た。

小高い海岸段丘の上にあるこの街には、打ち付ける波の音が聞こえてくる。

潮騒とはこういう音であったか。ヒーリングの音楽に流れる穏やかな波の音ではない。

三島由紀夫の潮騒を思い出す。決して穏やかな甘い恋愛ではないが、純粋で、力強く、試練を乗り越え成就する。潮騒とはそういう音だ。喧しいのとはちがう騒がしくも潔い音。

潮騒ってはじめて聞いたかも。

ホントの日の出もはじめて見た。

「日の立ち昇るところ領内一」
徳川光圀公の言葉が日立の名前の由来という。

いつも通る常磐道。日立中央ICを降りることはない。松島基地のある矢本までまっしぐらだ。山側を細切れのトンネルで抜けてしまう常磐道からは、この日立市の海岸は感じられない。

お目当の料亭「三春」を訪れ、日の出と潮騒を知るに至った。不思議な力に吸い寄せられた、ここはたぶんパワースポットだ。

描き物の王様


この写真、何の課目に見えますか。
スター&クロスの☆と思いきや、その後のタッククロス、その前段クロスターンから両脇でハイロールで上昇し、折り返して(その後対進交差)くる前の双頭竜の滝登りのようなシーンの一コマです。

上空にしっかり残った☆は、いかにこの描き物がしっかりと描かれ、また描き物として素性が良いかが示されていると言えましょう。


もう一つの代表的描き物にバーティカルキューピッドがあります。
しかし、ご覧の通り、風があれば♡が描かれて終わる頃には崩れはじめます。これは空気の層によって風の強さが違い、描き物の全体を一様に流すのでなく、風の強い層から崩れていってしまうからです。

夜空に輝く星☆は何万年も変わることなく同じ位置で輝き続け、人の心♡は移ろい易く直ぐに変わってしまうから、そんな違いもブルーインパルスは描き物の表現で表してしまうのかとすら思ってしまいます。

この二つの課目の大きな違いは、水平(レベル)に描くか、垂直(バーティカル)に描くか。水平は同じ空気の層で描くため、一様に流されて形が保たれやすく、描き物に向いていると思います。

五輪を水平に描くのはそうした素性を見抜いてのことでしょうか。すり鉢状の国立競技場の全席からよく見えるように水平に描いたのでしょうか。
恐らく答えは違って、垂直では真円が描けなかったからだと思われます。ループ機動で円を描くとアルファベットのLの小文字を筆記体で書いたような細長い円になります。旋回機動でのみ真円が描けるのです。

そうしたことを熟知していた初代F-86Fブルーインパルスの水平五輪設計が、今年の五輪にも疑いもなく水平五輪を描かせていると思いますが、その素晴らしさは真円を描け、風にも強いこと。またさくらもそうですが、曇天の低い雲の下でも五輪を描くことができます。曇天の際はカラースモークが雲を背景にしても五輪を際立たせてくれることでしょう。

先日の日本テレビ系列「世界まる見え!テレビ特捜部」では英空軍アクロチームのレッドアローズを取り上げ(カズレーザーさんのお陰で最近のバラエティ番組は自衛隊をよく取り上げますがこの番組では遂に海外へ)、レッドアローズが英空軍創立100周年を記念して開発した「100」を描く新課目を紹介しました。
しかし、その設計は垂直に直線一本とループを二つ描き、並べただけ。世界有数のアクロチームも描き物の発想は短絡的なようです。

ブルーインパルスがミレニアム2000のために「2000」を描いたときは、水平に、2は三本の線で、0は半円ふたつお直線二本の四本の線で描きました。六機で15本の線を使い「2000」を描くのは、とても緻密な設計だったと思います。

ブルーインパルスは、日本車や日本製デジタル一眼レフが世界を席巻しているように、またかつて零戦がその機動性で世界を震撼させたように、匠の技で世界に日本の技術を示しています。その技術(機体も操縦技術も運用技術も)は、最新鋭のハイテク兵器を配備するのと同じくらい、抑止力となって日本の空を守ってくれているのです。