サマーフェスタ② 砕氷艦しらせ 〜前編〜

 

は、こちらをご覧ください。
 
 
お次は、
艦内にあった説明の数々をご紹介。  
 
 
まずは、電気推進装置について。
 

 

 

 

しらせは、エンジンではなく、

自分で電気を作って走ります。

 

 

それを、電気推進と呼ぶそうです。

 

 

《電気推進の仕組み》

 

①ディーゼルエンジンの発電機から、

 電気を作る。

 

②作った電気の高電圧を、変圧器で下げる。

 6,600V→1,050V

 

電圧変換器で、交流から直流に変換。

 更に制御装置で交流に。

 電圧や周波数を調整して、

 回転数や回転する力を目標に合わせる。

 

推進用電動機によって、

 プロペラを回転させて進む。

 

 

要は、

電気でプロペラを回して進むってこと!!

 

 

 

 

続いて、

電気室や機械室の配置図。

 

 

電気推進だから?

電気室や機械室がたくさんあります。

 

 

 

 

観測システムのイラストもありました。

 

 

この砕氷艦しらせでは、

海底地形や重力、

大気や宙力についてまでも観測できます。

 

 

海底地形を調べるための海底地形図は、

艦底にあるマルチビーム式の

音響測深機によって作成可能だそうです。

 

 

 

 

こちらは、

各国の砕氷艦の概要。

 

 

しらせは平均的な大きさかな?

 

 

 

 

新幹線と比較したものまで。

 

 

最大出力20,000キロワットで、

家50,000軒分の消費電力と同じって

全然想像つかない不安不安

 

 

 

 

氷上輸送ヘリ輸送の荷役についての

流れが記載されていました。

 

 

氷上輸送だなんて、

しらせならでは!ですね。

 

 

 

 

艦内は見れなかったので、

想像するのみ。

 

 

いつか居住区とかも見学したいなー。

 

 

 

 

なんと!

9.9mのディーゼルエンジン

を持つ砕氷艦しらせ。

 

 

電気推進には、

このエンジンが無くてはなりません。

 

 

南極を進むということは、

分厚い南極の氷雪の結晶

叩き割って進む必要があります。

 

 

氷の厚さ1.5mまで(連続砕氷)

 強力な推進力で、

 ゆっくり連続的に砕氷して前進。

 

氷の厚さ1.5m以上(ラミング砕氷)

 一度200〜300mほど後退させ、

 最大馬力で前進し、

 氷に乗り上げて艦の重さで砕氷する。

 

 

電気であれば、

プロペラの馬力調整や前後進の切替が

スムーズに出来ます。

 

 

あと、もう1つ。

 

プロペラに氷が当たりそうな時、

回転数を落としても力は落ちないので、

壊れないようにしながら

砕氷して進むことができるんです船

 

 

電気推進なのは、

こういった理由からなんですね指差し

 

 

 
 
また、しらせでは、
推進用と艦内電気を同じ発電機から供給する
統合電気推進を導入。
 
 
メリットとして、
 
●発電機の数を減らすことで軽量化できる。
●電力が適切に振り分けられ、効率化が図れる。
 
とのことです。
 

 

さぁ!

続いては、格納庫の展示へ移りましょう。