元日から非常呼集がかかっています。
日本海側の陸海空の飛行部隊は偵察飛行を実施して、上空から被害状況の確認等を行います。
真っ先に上がるのは、新潟救難隊のUH-60JとU-125Aではなったかと思います。
空自の救難隊は24時間待機しています。
それはともかく、自然災害は時と場所を選びません。
このため、各自治体や国は被害想定をする際に、最悪の状況をベースとします。
つまり、真冬の夜中とか明け方とか。
東日本大地震による津波により多数の死者、行方不明者が出ました。
多くの国民は感情的になり、絆とか、風化させないとか、そんな気持ちが渦巻いていました。
それから年月が経ちましたが、あのときの熱い想いを持続させている人はどの程度いるでしょうか?
直接的、間接的な被害を被らなかった人達の想いや気持ちが持続するのはかなり困難です。
その中には、地震に対する備えというのも含まれます。
震災による犠牲の上に貴重な教訓が積み重なってきていますが、それを有効に活用できているのでしょうか?
発生の時期が切迫していると考えられている南海トラフ地震などに対して、どの程度しか得られているのでしょうか。
大きな地震は被害も甚大で、リスクマネジメント上では対応しなければいけない事情なのですが、現実的には対応がかなり困難でしょう。
自衛官の場合、災害により自宅や家族に被害が生じても、災害派遣の出動が下令されれば(確実にされますね)、出勤しなければなりません。
そのために普段俸給をいただいているのですから。
そんな時に自衛官の奥さんが指揮官となり、家族(主に子供)をまとめ、士気を鼓舞し、宥めすかし、励まし、困難を克服しなければなりません。
何も目的に自衛官と結婚したいとお考えか、男性の元自衛官には想像に難いですが、ここが他の職との違いです。
警察官や消防官とも違います。
彼らは文民であり、戦場には行きません。
戦闘に巻き込まれる可能性はありますが。
そういったことに想像力を働かすことが出来ない人は、そのままで大丈夫です。
ATM的な潜在的な期待をする人も少なくないと思いますが、災害時のその時を乗り越えることが出来ればいいわけですから
新婚や婚歴が短い自衛官妻は、元日の震災発災による出勤等を通じて、初めて自衛官の責務、使命感等を肌で感じるとともに、自衛隊の任務の一端を肌で理解すると思います。
ところで、地震のメカニズムをご存知でしょうか?
プレートの移動に伴うモノだけでなく、地下にあると考えられる高温の水などが原因であることもあります。
メカニズムを知っていれば恐怖心を克服できるものではありませんが、こうした状況(その場にいる、いないに関わらず)の際に、女性は「こわい」と言いがち。
ちなみに、「こわい」と感じることは思考が停止していることを意味します。
なぜ怖いか、なぜそう感じるのか、を深掘りすることで、その原因がある程度は明らかとなり、対策を講じることができるケースもあります。
いささか話が飛びすぎていますので、私自身が後日読み直した時に意味不明と感じるかもな〜と思うような話の進め方。
今年の年末、今回の地震がどの程度国民の記憶に残っているでしょうか。
おそらく、多くの方は忘れていると思います。
感情的にならず、支援するなら淡々と行うべきです。
気持ちが高ぶれば、復興が本格化すればその反動で無関心になりがちです。
SNS見ても、今だけだろうな〜というポストを目にします。
長期間、粘り強く一定以上の気持ち、行動を取ることは、日本人の苦手な分野です。
公共放送局が毎年1年間放送する日曜大型時代劇も、一昨年は誰をモデルにした内容だったか、さらに一昨年は?
ちなみに、その番組を見て、主人公やその周辺の歴史などを学んで覚えている人となると、壊滅状態ほど少ないのではないでしょうか。
世の中の全ての事象を自分事と捉える必要などありませんが、服装やら化粧やら、友人知人とのマウント合戦やらに時や費用や気持ちを費やすなら、もう少し他の方面に気持ちの舵を切ったほうがマシだと思います。
復興に伴う経済活動も考えてみてください。
住宅関係、道路関係、電気関係など、特需が来ます。
連想ゲームですから、センスがあればハイリターンが期待できます。
そうしたことがある、ということも知っておけば…と思いますね。