このブログの最大の売りは、

現職の自衛官

幹部自衛官

の2点であると考えます。

 

この価値(value)が大きく損なわれました~というのが、今回の内容となります。

 

自衛官は次のいずれかの場合、その身分を失います。

A.懲戒処分による免職(懲戒免職)

B.自らの意思による退職(依願退職)

C.自衛隊法に基づく定年(定年退職)

 

今回私が身分を失ったのは、実はAで・・・となったらこんな記事は書けません。

これまでの記事でお気づきの方も多いと思いますが、今回自衛隊を辞めさせられたのは自衛隊法施行令(昭和29年政令179号)第60条に基づくものです。


※「辞めさせられた」って、ゆとり語(ら抜き言葉)ではどのように表現するか気になります。


 

定年退官とも、定年退職ともいわれ、退職金と若年退職給付金をいただいて、民間人の生活が始まりました。

退職金の実際額等をそのうちこちらで1円単位で公開します。

支給額、控除額、税額、手取り額と。

 

あまり考えることが得意でない人たち(一部の自衛官である夫やその妻)は、業務管理講習で習うし、ネットでも簡単に調べられる内容を調べられないなどという例を複数ならず知っています。

結果はお察し・・・というケースがあるんです。

 

 

今後、このアカウントでは「元」自衛官、「元」幹部と書かないと噓になりますので、ここに明記しておきます。

よくフェイクで、とか書く人がいますが、その内容によってはフェイクではなく虚偽の内容になるんですけど。

 

 

定年に際し余計なことはしてほしくなかったで、趣意書も付配置後にしてもらいましたし、行事その他も一切断りました。

そういえば、陸自の定年退官絡みのツイートは個人情報が駄々洩れの場合があります。

姓階級と駐屯地又は部隊名、これだけで人物特定がかなり楽になります。

 

私ならこの情報も元に田舎部隊の退官者に、都心のマンション経営しませんかとか、怪しげな投資関係の勧誘に走りますね。

なので、名前を出さずに定年退官のツイートをすることは至極簡単なのに、それを怠るとは部隊の広報担当者のITスキルの低さには呆れます。

組織文化の根底は帝国陸軍で、中途半端なところに米軍の真似が入るので、組織としては時代の変革に一部しか対応できず、パワハラやセクハラを根絶させようとする強い意志が感じられない組織幹部(陸幕長等)の記者会見の発言には徒労感しかありませんでした。

 


そんなことはともかく、これで多少は書きたいことが書けるようになります。

省の政策を否定しても、批判しても処分を受けることはありません。

夏季休暇期間の行動計画を作ることも、呼集(訓練含む)の連絡もありません。

なんなら日帰りの海外旅行も、思い立ったらすぐ出来ちゃいます。

 

制服とともに責任も脱ぎましたので、今はともかく精神的な解放感しかありません。

そのため、必然的に体重が米袋1袋分ほど増量しました。(追加装甲です。)

トレーニングをしっかりしないと・・・。

 

 

例えば、空自航空救難団は「他を生かすために」。

 

例えば私の今後は、「自分自身が生きるために」。

 

これも必要不可欠。

 

 

 

自衛隊を辞めて娑婆に出ました。

「うん、よく分からないことばかりだね。」とならないように。

 

何時までも自衛官やってるやつが多いぞ、先輩(OB)たち!

垢ぬけなくで、言動が違うからすぐわかってしまう。

 

こうした人たちが私の半面教師。

勉強させてもらいます。

 

ブログは続きますが、現役としては終わりましたので、最後は。

 

 

以上