婚活している方にとって、銀河の彼方くらい先のお話ですが、避けて通れないことがあります。
先日、還付金の話をしたときに示唆しましたが、今回の記事は自衛官の退職にまつわるお話。
お題は2つ。
①退職金の計算において、同階級でも勤続年数で退職金の額が変わります。
退職金=退職時の俸給額(手当は含まない)✕調整率✕調整額
調整額が勤続年数は年数を重ねるごとに上がり、35年以上は同率となります。
この差は金額にしてどの程度になるのか、今夜はすぐにわかりませんがそれほどおおきな差にはなりません。
22歳で大学を出て自衛隊に入隊(幹部のみならず曹士でも)して、1尉〜1曹の定年である55歳まで勤め上げれば、勤続33年。
一方防大を出て2佐又は3佐で定年56歳とすると、防大の期間2年11月+自衛官の勤務期間(34年)=36年11月になります。
つまり、18歳で自衛隊に入隊し、一般幹部候補生試験に合格して幹部になるかなどしなければ、大卒の曹は勤続期間が若干短くなるので、調整率がMAXではなくなりますので、数十万程度(現時点での感覚で不正確)差が出ます。
このため、一般幹部候補生試験を経て幹部に任官したいわゆるA幹部は、1佐にならないとなぁ〜ということになりますね。
調整率の差による支給額の差額で、旅行等の消費が可能になりますし、貯蓄額が多少といえども増えますね。
いずれ、もう少し丁寧に記事を書きます。
②何を書こうか、忘れ気味。何だったっけ?(汗)
若退金(若年退職給付金)のことだったかな?
あ、年金でした。
皆さんは、国民年金に加給年金というものをご存知でしょうか。
専業主婦(第3号被保険者)として扶養に入っていることが前提。
元自衛官である夫が65歳のとき、奥さんが年下の場合、奥さんが65歳になるまで夫の年金額に加算年金が加算されます。
いま時点での加算年金額は、397,500.-となっています。
つまり、奥さんが5歳年下の場合、397,500✕5の加算年金額があります。
一方、奥さんが年上の場合には加算額がありません。
蛇足ですが、きちんと年金の掛金を40年間納付していることが前提なのは言うまでもありません。
よって、自衛官に限らずいずれ専業主婦になる、ならざるを得ないと想定できる方は、年上と結婚すると還暦を過ぎて少し幸福感を得ることができますね。
20代や30代だと、想像すらできない未来の話ですが、絶対に老後はやってきます。
多少の退職金の増額や年金の加算なぞ、相手選びのアピールポイントにはならないと思いますが、特に年金のことは頭の片隅にしまっておいてください。
婚活ネタではなく、明るい年金生活みたいな内容でした。
世の中、知らないと損をすることが多々あります。
知ろうとする心を失うと不幸になりますが、不幸になっている事自体を認識していない、という状態に陥ります。
以上