先週の金曜日、自衛隊マニアで有名な赤い服の男性が陸上自衛隊那覇駐屯地を訪問しました。
その視聴雑感を。
録画している方は、お時間のある時に再度見てみて下さい。
陸上自衛隊の広報の在り方について、中の人が解説してみます。
この番組の目玉は、
①自衛隊マニアの赤いレーサーが出演
②メディア初となるEOD(不発弾処理)を公開
の2点でしょうか。
まず初めに出てきた広報担当の2尉。
固い、非常に硬い、その姿勢とか言動。
海自や空自はもう少し柔らかい雰囲気を醸し出しますが、陸自はダメ。
C幹部(特幹)っぽいから仕方ないのかな~とも思いますが・・・。
真面目と言えば真面目、或いは不慣れなのかもしれませんけど。
次、CH-47JA。
離島急患任務を説明しつつ、さりげなく抑止力(離島防衛)も強調。
洗機場の光景が出てきましたが、あれだけでは塩分を完全に除去出来ないため、最後は人力です。
なお、CH-47J(A)の機内ですが、窓が多いため飛行中の機内はかなり明るくなっています。
慰霊碑のシーンがありましたが、殉職者が出ている駐屯地や基地では、威容を正して慰霊祭を必ず実施しています。
次、浄水セット。
書きたいところがありますが、今のところ自粛。
次、沖縄地本。
さすがに本部長(陸将補)は自然な感じで対応していましたね。
残念だったのが、地本の任務を自治体との窓口と紹介していました。
法的にはそうなんですが・・・。
なお、自衛官の募集事務の一部については、地方自治法第2条、同法施行令第1条及び自衛隊法施行令第162条の規程により、県及び市町村の第1号法定受託事務となっています(自衛隊法第114条~第120条)。
(行政法のお話ですので、ちょっと小難しいかも。)
次、第101不発弾処理隊(101EOD)
S2尉が個性的で面白く感じました。
素の反応とか、途中から「俺」になったり。
部下に居たら頼りになりそうですね。
不発弾処理手当てという手当てがありますが、昔は非常に低額でしたが現在では出動1回あたり5,200円が支給されます。
細部は、防衛省職員給与施行細則第18条をご覧ください。
次、食堂
駐屯地食堂で沖縄そばを食べていましたが、赤い服の男が食べたのはうどんのみ。
ご飯とには手を付けていなく感じました。(撮影後に食べた可能性もありますが。)
体型維持等もあるかと思いますので、映像だけで短絡に考えてはいけませんね。
わざとらしく若年のWAC(女性自衛官)を3名出してきて、アピールするのはちょっと詰め込み過ぎか、といったところか。
上手い、とも評価できますね。
不発弾処理の手順などがわかり、勉強になったのではないでしょうか。
また、最後に出動要請があったのも、沖縄の現状を伝えるうえで多少はインパクトがあったのではと思います。
駆け足で感想を書いてきましたが、見る人それぞれ感想がおありと思います。
自衛隊や自衛官に高評価をいただければ何よりです。
メディアに出てくる部隊、職種(マーク、特技)が全てではありません。
地味で目立たない任務についている部隊、自衛官の方が多いのかもしれません。
この寒空の元、1日で一番冷え込む明け方に正門に立哨する曹士隊員などはその代表例です(警衛勤務ですが)。
グダグダしそうなので、画像を貼って終了。
沖縄繋がりで、空自那覇基地航空祭における、海自展示機(P-3C)を。
いや~、空いていて本当ここはいいわ~。