昨日、旭日旗だ日章旗だと書きました。
実は書いていて、ふと思い出したことがあります。
まず初めに、部下隊員に対して「敬礼は命と心得よ!」などと呑気なことを言う指揮官がたまにいます。
超重要ではありますが、その物言いは如何かと。
ちなみに敬礼は自衛官だけでなく、旗(部隊の旗等)や自衛艦も敬礼をします。
旗の敬礼は、YouTubeで中央観閲式の動画をご覧いただければお分かりになるかと。
巡閲時が良いでしょう。
旗の敬礼は後述の礼式に関する訓令第2章第6節(第41条-第41条)に定められています。
一方自衛艦の敬礼。
これは、「自衛艦その他船舶の敬礼」に定められています。
自衛隊の礼式に関する訓令第2章第5節(第41条-第48条)が根拠なんですが、ここで海上自衛隊達を呼び出されていますので(海上幕僚長が定める、と規定されているものがあります。)、ちょっと面倒かもしれません。
※超重要
(国歌に対する敬礼)
第17条 自衛官は、国歌に対しては、着帽している場合は、姿勢を正す敬礼を行なう。ただし、国際儀礼上特に必要があると認めるときは、当該国の礼式に従うことができる。
(国旗等又は国歌に対する敬礼)
第22条 自衛官は、国旗等又は国歌に対しては、脱帽している場合は、姿勢を正す敬礼を行なう。ただし、国歌に対しては、国際儀礼上特に必要があると認めるときは、当該国の礼式に従うことができる。
元自衛官でも、これを知らない者はまずいないといってもよいでしょう。
自衛隊の礼式に関する訓令は、一番最初に覚えさせられます。
基本中の基本。
この知識と教練動作(各個教練)とで、頭と体に叩き込みます。
さて本題の、旗。
実は、旗も「気を付け」と「休め」があるんです(屋内ですが)。
これが、気を付けの状態。
こちらが休め。
気を付けの状態は直立。
休めが斜めの状態です。
国旗は、部隊指揮官(方面総監と司令官、師団長等)の執務室に部隊旗等と一緒に置かれています。
普段は休め、なんですが、叙勲伝達とか、高官が視察に来る場合などは気を付けに姿勢を変えます。
Twitterなどで、省高官や部隊のツイートで執務室が紹介されますが、旗の詳細まで写っていることがありません。
ですので皆さんはこうした違いどについてそもそも認識できませんし、隊員でも初級幹部や曹士だ、とそもそも指揮官の執務室へ行くこと自体がほぼありませんので、知らないものが多いと思います。
「知って、だから何?」と突っ込まれても、旗にも「気を付け」と「休め」があるんですよ。というお話しだけ。
旗絡みですと、国旗の畳み方とかあるんですが、画像などが資料が手元にありませんので、準備に時間がかかります。
ちなみに妻には教育済みです。
(レジ袋を小さく畳むときも同様なんです。)
さて、11月も下旬に入りました。
12月もまもなくです。
ところで12月と言えば期末勤勉手当・・・ではなく、こちら。
NORADが毎年実施している、サンタクロース追跡ミッション。
12月初旬に開始となります。
ご丁寧にHPを開設されます。
お仕事中の様子。
米国ならではの光景ですね。
こんな画像まで作ってしまいます。
どうせやるならここまでやらないと、面白くありません。
羨ましいぞ、米軍!
↓NORADのHPのURLです。
ちなみに、今見に行ってきましたが
このように表示されており、12月1日に来やがれ、とのことでした。
時間は米国時間でしょうね。
なお、11月23日は新嘗祭です。