大事なことを書き忘れていました。

配偶者様にも関係大有りなことです。

 

7/1は、自衛官の定期昇任の日。(この他、特別昇任や功績等による昇任があります。)

本物の階級社会ですので、一つ上がるだけで違った世界が開けます。

 

例えば配置。

2曹から1曹へとか、2佐から1佐へなど、一つ上がるだけで連隊長の職に就けるとか、中隊の先任陸曹になれるとか。

責任が重くなるため、そのために権限が大きくなるとともに、それに見合う俸給をいただけます。

 

名誉欲などから昇任したがる者もいます。

一方で階級に関係なく職務に邁進する多くの者がいます。

しかしながら、階級社会においては昇任したもの勝ち…というレベルではなく、もっと長い目で見る必要があります。

 

先ほど書きましたとおり、階級が上がれば地方税が上がる…ではなく、俸給が上がります。

そうすると標準報酬が上がり、厚生年金の控除額が増える→年金支給額が上がる、ということに繋がるからです。

 

どうでしょう、家計に直結するという意味がお分かりでしょうか。

 

特別昇給よりも昇任の方が影響は遥かに大きいです。

従って、彼氏や夫が昇任したら、物凄くお祝いしてあげてください。

彼の喜ぶことを、その日1日だけでもしてあげて頂ければ…と思います。

 

ただしA幹部の場合、3佐まではほぼ一斉昇任ですので、2佐以上が特別に。

それまでは普通にお祝いを。

 

昇任して嫌がる自衛官はいません。

みんな嬉しい。

遣り甲斐も増します。

 

残念なことに、嫌いな奴に先を越されたり、後輩に追い抜かれたといって、荒れる者がいるのも事実。

もしかしたら、彼氏や夫がそうなるかもしれませんが、昇任の喜びの裏返し(それだけ悔しいということ)ですから、ここは耐えて、支えてあげてくださいね。

 

昇任については、昇任の前に人事発令が出ますので、実際には例えば6/20とか、昇任する前になります。

そして、発令の前に昇任の内示が上司から伝えられます。

 

ある日、突然上司からお呼ばれします。

「何かやらかしたっけ?」と若干緊張しながら上司の部屋に入ります。

 

すると「おめでとう!、昇任の内示があったぞ」みたいに言われます。

 

しかし、昇任するまで安心してはイケないんです。

内示のあとにやらかすと、内示取り消し。

人事発令の後にやらかすと、発令取り消し。

従って、内示があったら昇任までは大人しくしていないといけません。

大人しく、というのは、事件事故には特に注意しなさいということです。

 

この辺りは、民間企業とそう変わらないのではないでしょうか。

 

つまり、懲戒処分の対象となるような事をしたり、巻き込まれたり(歓楽街での喧嘩とか)すると、せっかくの昇任の機会を失ってしまいます。

最近は自衛官による猥褻系の事件が多くなっている気がします(報道による)が、昇任の内示や人事発令出た後で、昔の犯罪行為が明らかになっても同様です。

高校生相手のなんちゃらなんて、後日補導された高校生の自供その他から、芋づる式に検挙される場合もあるので、故意犯は救いがたい。

 

アメリカ軍の場合、昇任式というのがあり、昇任した本人が指名する2名(階級章は左右2個)が新しい階級章を付けるものです。

怪しい伝聞と不確かな記憶からですが、YouTubeにも何本か上がっていますよ。

自衛隊は何も無し。

自分で付けます、定規を当てて位置決めをしながら。

 

 

では、写真コーナーへ。

羽田空港を離陸し、福岡へ向かった時のものです。(一昨年くらいの空自芦屋基地航空祭へ行く際のもの。)

大井ふ頭のコンテナと、左に白色の長方形のモノ(実は新幹線)が写っています。

コンテナやガンクレーンの数が意外と多いですね。

 

新宿副都心。

都庁や高層ビル群です。(まだ低い高度です。)

 

もう少し上がると、雲の下限に到達。

大きな緑色の場所が3か所あります。

 

一番大きな緑(画像中央右の少し下)が明治神宮。

ここには清正の井戸があります。

帝国陸軍の代々木練兵場でもありました。

 

明治神宮の少し上が新宿御苑。

江戸時代の高遠藩主、内藤家の屋敷跡です。

で最後に都庁や高層ビル群の左が新宿中央公園です。

 

 

そして更に高度を上げ、雲の上にでると美しい青空が見えました。

水平でないのは、私の腕によります。

高いところは良いですね~。

しかし、ここまで上昇するのに、時間も燃料も相応に消費します。

 

目的地、福岡空港へ着陸。

空港の南西部(国際線ターミナルの南方向)に空自の施設があります。

T-4が見えます。

更に航空自衛隊と書かれた格納庫の左にCH-47Jがいますが、判別困難かも。

 

てな感じ。

高みを目指すのも悪くありませんし、低い高度で街並みを眺めるのも悪くありません。