民間企業は営利目的で設立され、出資者を募り、そのお金を元手に商品を作ったり売ったりしていますよね。

そして、その利益の中から一部を出資者に還元していきます。

 

一方、自衛官を含めた公務員は、特定の個人の利益のために仕事をしていません。

行政サービスという観点では、市民に対する様々なサービスを提供していますが、これは市民全体を対象(住民票の発行、生活保護等)にしたものです。

つまり、制度としてのサービスです。

 

特定個人のためというのは、例えばある個人に対して市民税を法によらず減免するといった行為が分かりやすいかと思います。

いわゆる「依怙贔屓」ですね。

 

自衛隊の場合、例えば災害派遣の現場で、自衛隊に否定的な団体の構成員に対して差別するかというと、当然そんなことはありません。

現場でそのようなことを考えたり、行動したりする隊員は皆無です。

 

なぜこのようなことをくどくど書くかと言いますと、今晩、SNSで「政府が配るマスクはいらない」という否定的な意見を目にしたからです。

自分で作って在庫もあるから今更マスクはいらない、という趣旨からでした。

 

 

自分だけが良ければいいんでしょうか。

未だにマスクを購入できない人は大勢います。

 

野党支持者などで、政府に対してもともと批判的な人かもしれませんし、或いは与党の支持者かもしれません。

問題はそこではなく、他人に対する思いやりの気持ちが全く感じられないことです。

 

数年前、東日本に大きな地震が発生し、多くの方が亡くなり、さらに多くの方が生活基盤を失い、先月末(3/31)時点で46,678名の方が未だに応急仮設住宅等で生活をされています。

復興への合言葉であった「絆」ってどこかに消えてなくなったんでしょうか。

 

ウィルスという目に見えないもの故、強い恐怖や不安を感じている人も大勢いると思います。

震災は、目に見える形で被害と普及が容易に理解できました。

しかし今回は自然災害ではありません。

 

「〇〇すべき」、など考えを押し付けるつもりは全くありません。

他人を直接手助けできなくても、間接的に他人を手助けできることはたくさんあると思います。

 

 

不要不急の外出はしない等はその代表例でしょう。

 

 

自分の手元にあるマスクを配れ、といった行為は現実的ではありませんが、①自分が感染しない、②人にうつさない、はほんの少しの気配り・注意で可能なのではないかと思います。

帰宅したら、うがい、手洗いの確実な励行(陸自では、「確行」などと言っていますが・・・)は、誰でもできますよね。

 

 

今夜は、正直かなり感情的に書いてしまいましたので、構成は思いつくままになってしまいました。

珍しく読み直して、削除した部分があり、そのため内容が飛び飛びになっているかもしれません。m(__)m

 

人のために何かをするということは、「言うは易し行うは難し」ではありますが・・・。

 

さて、明日に備えて消灯します。

今夜もスーパームーン。(しつこい。)