ろ過方式として、ろ過能力にたけているドライ式ろ過、ドライボールについて説明していこう。
今回、ヤフオクにドライボールを出品した事により、複数の方から質問があったのでこちらにブログを緊急UPする事にした。
少々簡素に要点をUPする形で、画像も必要最低限での更新なので、
普段私のFC2ブログを見てる方には少々違和感があるかもしれないが、
FC2にはまた折りを見て、画像をふんだんに使い詳しくUPするのでお待ちいただきたい。
ヤフオクや他から飛んできて初めての人は、かなり長く感じるかもしれないが、
言葉足らずで語弊や誤解を与えてしまったものとなっては本末転倒と考え、出来るだけ詳しく説明し正しく理解していただきたいという、私の意図をご理解いただきたい。
まずはドライボール。

各メーカーから様々な形、大きさのものが発売されている。
形状や流体力学などを応用して研究開発されたメーカーの物は良いのかもしれないが、値段の差ほど性能に差があるかは判らない。
ひどい言い方をすれば、本当に研究したり他のメーカーの物と比較実験したのかどうか、我々消費者には判断も出来ないし、
個人的にはどれも性能に差が出るとは思えないので、さほどメーカーなどは気にしなくても良いかと思う。
メーカーや形状にこだわらなくても、ドライボールを使った「ドライろ過方式」自体が優れているので、どのメーカーを使っても一定以上の効果は出るだろうと私自身は考える。
有名メーカーだろうがそうでないメーカーだろうが、ドライボール自体が高いものなので、個人の好みや予算に応じて好きな物を買うといいだろう。
個人的には、メーカーや形状の違いで性能自体に差があるとは思えないので、
量が多い程ろ過能力が高いという理論が成り立つ。
メーカーにこだわり、高いものを少量買って使うよりも、安くても量が多い方がろ過能力的にも効率的だと思うので、みなさんにもそちらをお勧めする。
さて、ドライボールを使った事がない人によく聞かれるのだが、
「ろ過能力はリングろ材と比べてどう?」
という質問が当然多くある。
今回も「リング濾材と同等の効果が得られますか?」
という質問をいただいた。
「同等」という意味が、どのような意味での同等かよく分からないので返答に困ってしまった事と、それを全部説明するには文字数制限のある質問欄では答えられなかったので、お詫びと共にこちらで詳しく書いていく。
「同等」という質問の意味は、先の、
「ろ過能力はリングろ材と比べてどう?」という意味の質問であると思うが、限られた文字数の中で一概に「同等」かどうかを無責任に答えるべきではないと思った。
例えば、リングろ材とドライボールを「ろ過能力」の比較ひとつについて取っても、
①水槽立ち上がり(0~1ヶ月ぐらい)のろ過能力なのか、
②立ち上がった後(1~3ヶ月ぐらい)のろ過能力なのか、
③1年後のろ過能力なのか、
④3年後のろ過能力なのか、
それぞれ比較した別の答えがあり、一概に「同等」という言葉でくくるには無責任すぎる答えとなってしまうので答えられなかった。
経験から来る私の想像だが、リングろ材を他のろ材と比べて優れていると感じている人からの質問であろうと思う。
私は、全てのろ材やろ過方式と比べて、リングろ材が特に優れているとも思えないし、性能だけを比較し、目詰まりなどの問題を考慮しない物として考えるのであれば、砂や細かい砂利なども、かなりのろ過能力を発揮する。
しかし、限られた家庭内のアクアリウムという範囲では、リングろ材は充分なパフォーマンスを発揮してくれるし、市販されているろ過槽(ろ過方式)では、他のろ材と比べて高いパフォーマンスを期待できるので頻繁に使用しているのも頷ける。
リングろ材については今回は詳しくは省略するので、過去のブログで少し触れていたので参考にして欲しい。
こちらには水族館でのろ材は砂を使用してる件についても少々触れている。
FC2オスカー繁殖日記
ちなみに先ほどのどちらが優れているかの答えだが、
①水槽立ち上がり(0~1ヶ月ぐらい)のろ過能力なのか、
答え リングろ材
②立ち上がった後(1~3ヶ月ぐらい)のろ過能力なのか、
答え おそらくリングろ材、状況によってはドライボール
③1年後のろ過能力なのか、
答え ドライボール
④3年後のろ過能力なのか、
応え 間違いなくドライボール
答えの簡単な解説は、
①立ち上がりはリングろ材が圧倒的に早い。
②通常の使用であればリングろ材だが、ある画期的な使用法であればドライボール。その方法は後述する。
③完全に立ち上がった状態であれば、ドライボールの方がろ過能力が高いであろう。状況によってはリングろ材は洗浄などのメンテナンスがそろそろ必要な時期。
④リングろ材はどうしても目詰まりは避けられない。
リングろ材は交換するか煮沸するなどしないと、ろ過能力は期待出来ない。
もちろん、これには、使用法など様々な条件が加わるし、ろ過槽の大きさや種類、ろ材の量、飼育している魚の種類、数など、その他様々な状況も関連してくるであろう。
それを踏まえた上で、おおざっぱな結論ではあるが、
リングろ材は立ち上がりは早いが、数年単位でのスパンで考えたら、リングろ材が優れたろ材であるとは言い切れない。
これだけでも、一概に「同等」かどうかを無責任に応える訳には行かない事を理解していただけるであろうか。
先ほどのブログ記事
外掛けフィルターの工夫法も参考にして欲しい。
こちらはリングろ材の煮沸についても触れている。
重ねて言うが、今回はリングろ材については詳しくは書かないので、
ブログ過去記事で少しだけだが触れたものを参考にしていただきたい。
それでは、ドライボールの優れた点や効果的な使い方、
そして、もったいぶってる「画期的な使用法」について説明していこう。
こんなに長いのに前フリだったのか!?という声が聞こえそうだが、
FC2で普段私のブログに慣れている方は理解される事であろう。
むしろ、今回はヤフオクでの緊急UPなので、これでも簡素にまとめている方だとお気づきの方もいるだろう。
慣れてない方も、諦めてもう少しお付き合い願おう。
それでは、本題。
「ろ過能力」を説明するに当たり、
まずは、ドライボールの効果的な使用法について詳しく説明していく。
しかし、
その前に、ろ材が性能を発揮する条件などを簡単に説明しよう。
まだ前フリが続くのか!?と思った人も諦めてくれ。
これを説明しておかなければ、ろ過やバクテリアについても説明できないので、
当然「ろ過能力」についても説明できないのだ。
ろ材が性能を発揮するのはみなさんも知っての通り、バクテリアが定着し、活発に活動している時である。
しかし、その決まり文句はしっていても、詳しく説明できる人や、突っ込んだ質問をされて的確に答えられる人は少ない。
簡単に言えば、バクテリアは、
①活動できるコロニーを作り定着し、
②常に通水している状態、
この2つが活発に能力を発揮する条件だ。
リングろ材の各メーカーの売り文句である「多孔質でバクテリアが定着しやすい」というのが、バクテリアがより早くコロニーを作って活躍できるということである。
この「早い」という事については、ドライボールよりリングろ材の方が優れているので立ち上がりはもちろん早くなる。
しかし、ドライボールの場合、1度コロニーを作ってしまえば、より高いろ過能力を発揮し、しかもそれが長い期間続く事となる。
これには、バクテリアが活発に能力を発揮する条件として「常に通水している状態」というのがあるからである。
通水=酸素供給=バクテリアが活発に活動
という図式が成り立つ。
バクテリアが活動するのに酸素を必要とするのを実証するには、
魚にエサを与える前のPHとエサを与えた後の水槽のPHを計ってみれば分かる。
エサを与えた後は一時的にPHがかなり下がるのが分かるだろう。
これは、バクテリアが一気に活動し、水槽内の酸素を大量に消費したためである。
余談ではあるが、
酸素が不足すれば活動が出来ないわけだから、エサを与えた時は、より効率的に且つバクテリアの活動を持続させるためにエアーレーションを強くするなどするといい。
一番簡単なのは、上部ろ過の場合、スノコの下にエアーカーテンを入れて常に酸素供給をしておくことだ。
上部ろ過の場合、これだけで驚くほどろ過能力がUPする。
ニッソーのエアーカーテンはサイズも多数あり、好きな形に曲げられるので便利。

話を戻そう。
ドライボールをドライ方式で使用した場合であれば、常に酸素に触れている状態なので、目詰まりや酸素不足の心配がない。
すなわち、ドライボールを使ったドライ式ろ過方式は、優れたろ過能力を長期間発揮する事が出来るのである。
(ちなみにドライボールをウェットで使った場合の話は後述するので最後まで読んで欲しい。それが画期的使用法!)
以下②に続く