オオクワガタ の話 (私の本音) | 闇から舞い降りた無線通信士の日記

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自然や趣味に関したネタを書いてみようと思っています。無線関係・クロダイ釣り・オオクワガタ(休止中)・里山散策・・・など。30年以上誰にも教えていないネタなども気が向けば書いてみます。

クロダイ釣り▪アマチュア無線▪オオクワガタ▪▪▪など趣味関係の物を必要最低限に減らそうと年末の大掃除&整理をしています。

こんなのが残っていました。まだ外国産昆虫が解禁されていない時代の物です。

おとなの事情で生虫の『標本』の文字があります。

捨てる前に画像を撮ってみますので機会があれば載せてみます。

 

オオクワガタは採集&標本だけだったのですが、クワガタやカブトムシを中心に商売(仲介業)をしている関東エリア~関西エリアの後に全国展開した幾つかの業者さんがどこで知ったのか私の携帯電話に連絡が良く来た。

『飼育』今で言う『ブリード』には全く興味が無かったのですが、お遊び程度で標本用選別個体を除いた残りの個体を生かして『持ち腹』を産卵させて飼育してみたことがありました。

ペアリング(人工交配)は邪道だと私は思いましたし、天然交配済み自己採集個体のみの持ち腹出しだけしかやった事が無いですし、なんかの機会でまた飼育を再開するとしても自己採集個体単体の持ち腹出しのみしかやらないと思います。

自然界で交配した物以外は全く価値が無いと思いますし、灯火採集で引いた個体や灯火回りで拾った個体も灯火位置のどちら側から飛来してきたのか100%の確率で断定出来ませんし、人工的に交配した物は明確に同じ産地個体でも人が作った養殖物です。

『天然交配済』の『持ち腹』以外は飼育の楽しみが私は全く無いです。私の場合ですので『飼育』『ブリード』を楽しんでいる皆さんを否定している訳ではありませんので念のため。

 

私は『採集』『ラベル』が全ての『獲り子』です。

 

私が本気で飼育▪ブリードをやっても『ブリーダー』のような特徴のある個体は作れないと思いますし、『形』『大きさ』よりも、採集地で採集する個体の『形』を最優先に目指すと思います。▪▪▪結局は自分で採集した方が早いになると思いますし、初夏~初秋は採集に出掛けるので管理が手抜きになるので徹底的に飼育に専念出来なくなります。

 

例えば地元山形県西置賜郡小国町の個体でも北部の舟渡~徳網の個体と南部の足水中里~小玉川の個体では♂も♀も特徴▪形状が違いますし、南西部の市野々~叶水~大石沢~胡桃平の個体も小玉川系と似ていますが若干違うような気がします。

北部系と南部系はパッと見てだいたい判別が出来ますが、南部の個体は見分けがちょっと難しくなります。

 

山形県南部の個体でも小国町/飯豊町/川西町/米沢市は持ち場にしていたので数を獲っているので解りますが、長井市/白鷹町/南陽市の個体は数十頭しか採集していないので判別出来ません。

ここ20年位前から今もブリーダーグループの人達が異産地交配テストをしたブリード個体余品を産地の地名度を上げるために採集者が集まるポイントに放虫し続けているので今では灯火採集個体に価値は全く無くなってしまっています。

65mmの大歯系♂なんか昔の小国町どの地区にも存在しませんでした。(笑) 68mmでも中歯系が普通だった小国町のオオクワガタを見なくなったのは、長年に渡ってブリーダーグループの広域に大量に放虫した個体の一部が順応帰化した影響ではないかと思われます。なので私は2000年に小国町や飯豊町を捨て採集場所を変えました。

 

そこまでして有名にしたいのか?? 撒く側も採集に来る人もどちらも喜んでいるのでWinWinの関係が上手くいった結果が今に至っているんだろうと感じています。

 

20年前にオオクワガタが存在しなかった棲息地が今では増えたのは驚きです。本当なのか?放虫して仕込んだのか? 昔オオクワガタ採集に熱かった人達なら解ると思います。

 

そう言えば昔有名だった新潟下越地区の某地区は全く聞かないですし、ネットで検索しても全く出てきません。

持ち場にしている人達が大事に漏らさず守って来ていると思いますし、新潟県では絶滅したとなっているタガメも灯火に飛来してくる産地なので今後も絶対にバレないで欲しいと思います。

マニアが全てをダメにするのは小国町だけでも見てきて良く解ります。

 

レッドデータブックと人一倍独占欲の強い学識者や自己の世界を持ったマニア▪オタクが、都道府県ごとの絶滅種保護と綺麗事を言いながら完全絶滅にトドメを刺していると昔実感しました。

希少な動植物こそみんなの物です。(^^)