オオクワガタ灯火採集禁止 | 闇から舞い降りた無線通信士の日記

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自然や趣味に関したネタを書いてみようと思っています。無線関係・クロダイ釣り・オオクワガタ(休止中)・里山散策・・・など。30年以上誰にも教えていないネタなども気が向けば書いてみます。

ここ最近、灯火採集についていろいろ聞こえて来ます。

1993~2003年にオオクワガタ採集に熱かったが、現在は当時の日本全国ご当地採集名人と同様に一切採集活動は休止しています。

 

活動を休止した理由はマナーの欠片もない非常識な人達に呆れたからです。

 

オオクワガタが好きと言うより小遣い稼ぎを目的と思える心の貧しい人達がバブル崩壊とムシキングやらのブームと重なり、乞食根性丸出しで東日本エリア各地に流れて来ました。

 

当時、持ち場だった山形県西置賜郡小国町▪飯豊町▪川西町▪米沢市にも宮城▪埼玉▪大宮▪横浜などの仙台や関東エリアからのよそ者が入り始めて来た時期でしたが、中には良い人もいて採集に誘ってあげた事もありました。

 

今の灯火採集者の何が非常識か??

全部は書ききれないですが、いくつか書いてみますけど自己中の輩には理解出来ないですよね?

 

公道の路側帯や待避所で灯火を焚く

 

交通量が少なくても車両が通行する所で灯火を点ける安易な輩。真っ暗な郊外で車両運転中に突然の目の高さに強力な光源が現れたら目が眩むでしょう。見つけたら躊躇せずに警察と管理担当部署に通報しましょう。自動車運転業務妨害にも該当する場合もありますので、損害を受けた場合には合わせて相談してみるのもお勧めです。

 

 

田んぼや畑▪蕨畑等に影響を与える場所で灯火を点ける

 

灯火に誘引される昆虫には、クワガタやカブトムシ以上にコガネムシやヨコバイ、カミキリムシやアブ、スズメバチも飛来して来ます。田んぼを管理している人達がどれだけ苦労してヨコバイ等の害虫駆除に苦労しているか▪▪▪  畑でも農作物の根を食い荒らすコガネムシの駆除に苦労しているか理解出来ますか?

どこかから来たよそ者が、田んぼや畑から視界に入る所で灯火を点けたらどうなるか?

目撃したら車のナンバーを控えると共に動画や画像を撮影し、警察に即通報し損害を被った場合は全額損害賠償を請求し裁判を起こして弁済して貰いましょう。

灯火を点けられなければ農作物のランクも下がらなかったと思えた事例もいくつかあります。

 

 

地元の子供達を優先させてあげられない人達

 

今は街灯も水銀灯からメタハラやナトリウムランプや高輝度LEDに変わったので少なくなりましたが、小学生が夏休み期間中でお父さんやお母さんの車で街灯に飛来してきたクワガタやカブトムシを拾いながら回っているのに、それを追い越して街灯を先取りする人達には呆れます。子供が仕事で疲れているお父さんやお母さんに無理を頼んで街灯回りしていると思えるのに、それを先回りしたり街灯を押さえたりする輩には呆れます。

子供達はオオクワガタなんか狙っていませんし、期待して拾いに来ているのは大きいミヤマクワガタやノコギリクワガタ、カブトムシです。

私が採集していた頃は、子供達が街灯回りする時間帯は周回自粛でしたし、オオクワガタ以外は拾わないのが当たり前でした。集落の高学年の子が低学年の子供を連れて自転車で街灯回りをしている時に「見たこと無いあの車、僕達より先に行って拾うから全然拾えない。何とかして欲しい」と言われた事もありました。

地元の子供達を最優先するのは当然だと思いますし、灯火採集している場所に地元の子供達や近所の人達が見学に来たら好きなだけ拾わせるべきだと思います。もちろんオオクワガタであってもです。そこに飛来して来ている昆虫も全て地元の人達の物です。

 

 

蜜蜂の巣箱を置いている近くや野鳥の巣の近くで灯火を点ける行為

 

小国町大石沢以外の秋田県某所でも何度か目撃しましたが、養蜂家が設置した蜜蜂の巣箱から数百メートルの所で灯火を点けている輩がいました。

灯火にセイヨウミツバチのみならずニホンミツバチが1匹でもが誘引されたら速攻で消灯するべきですが、灯火にブンブンとセイヨウミツバチが何匹も飛来してきているのに意味が解らないトーシロウが多すぎます。スズメバチも灯火に誘引されますし、夜間活動しているスズメバチの種がいくつかいます。スズメバチが灯火に飛来しなくてもミツバチの巣箱の存在がスズメバチにバレる確率が上がりますし、光源が夜間巣箱内のセイヨウミツバチに影響を与えることも考慮出来ないのでしょうか。

 

灯火採集を自分で始める前に環境について配慮する事が出来ない▪自分で学べない人達が他人の地域に入ってやりたい放題やっている現状では灯火採集全面禁止になるのは大賛成ですし、自分も灯火採集出来なくなっても全面禁止は大賛成です。

 

魚釣りにも同様の事が言えますが、乞食のように獲れるだけ獲りたがる人達が多いのは今の時代になっても育った家系の遺伝子がしっかりと受け継がれている人達なんだと見ています。

 

最近見て驚いたのですが、オークションやフリマサイトで灯火採集で使う透明水銀ランプが定価の10倍以上で出品されていたり、それを落札▪購入している人達がいる事。

 

それらを出品している人達の地域を見ると宮城県や埼玉県などイメージの良くない採集者の地域と100パーセント合致している(笑)

製造販売が禁止された水銀ランプとは言えそこまでボッタクるか?? 

ヤフオクではオオクワガタの売買に規制がかかったらしいが、こういう人達が小遣い稼ぎを目的としてオオクワガタ生息地にやってきて時間と共に生息地を荒廃させ他人の地域を駄目にする。

 

家にオオクワガタだけに特化してガスの比率を変えて作って貰った未使用の透明水銀水銀ランプの400Wが20本ほど残っている。不要になったら乞食のエサにせず、全部割って捨てようと思います。

 

20数年前、某メーカーで昆虫採集用の水銀ランプを商品化しようとした事がありましたが製品化されずに事なきを得た。灯火採集全てのデータを教えてしまった事は後悔していますが、開発担当者の子供が東北に一緒に来てオオクワガタの時合にボコボコ飛んで来て落ちるのを見て目を真っ黒にして喜んでいた光景が懐かしいです(^^)

 

これは当時何度か使用した水銀ランプで型番は内緒

一番右のランプが蛍光水銀ランプですが、人の来やすい場所や採集者の多い採集地で好んで使いました。灯火採集でオオクワガタを2頭3頭引いて喜んでいる低レベルな採集者達から「蛍光水銀ランプでオオクワガタ来ないでしょう? 透明水銀ランプじゃないと来ないよ」と期待通りのバカにした一言を良く言われました(笑)

 

そんな基本どころか素人相手に私の素性を明かす必要もないですし、その時点で引いた7♀3♂の個体を見せる必要も無いので「あーそうなんですか? まだ始めて間もないもんで見様見真似でやっています(笑)」とその筋の仲間内定番の神台詞で追い払います。

オオクワガタが2頭3頭しか飛来して来ないなんてあり得ませんし、地形の読みとランプを置く位置すら計算出来ないうえに落ちる位置も解らない人に話すだけ時間の無駄ですので一切教えません。

 

蛍光水銀ランプが良くないなら、昭和の時代から街灯拾いなんて存在しませんし、自販機の蛍光灯にオオクワガタが飛んで来る事はないはずでしょう。そんな子供でさえ解るような事も解らないのが今の採集者のほとんどでしょう。とすぐに感じます。(笑)

老後の楽しみで灯火採集を残していましたが現役引退前に楽しみが一つ無くなります。でも自然環境保護▪絶滅保護▪地域の良さを無くさない為には灯火採集全面禁止は大賛成です。