何も知らない妻と、全部知ってる夫 | 『御縁行脚 』〜今日も どこかで ご機嫌さん〜

『御縁行脚 』〜今日も どこかで ご機嫌さん〜

じっちちでございます♪播磨の田舎で週末農作業に励む50代のオジサン。人見知りなのに、記念スタンプ集めやお遍路さんにハマる不思議な性格。座右の銘は「七転び八起きで転んでばかり」。転がったままでいいじゃないかと思いながら、今日も元気にズッコケております。

えぇ、えぇ、皆さま。
ご機嫌いかがでしょうか?
じっちちでございます♪
♪( ´θ`)ノ

さて──
今回は 前回記事の続き でございます。

前回は、
毎年恒例・淡路七福神巡りを無事に終えたその夜、
「言ってなかった?シリーズ」最新作を発動し、
奥様に 四国88ヶ所遍路デビュー を告げたところまでのお話でした。
(^∇^)

ドッキリを仕掛けたつもりが、
なぜか.....こちらが追い詰められ、



奥様の
「……明日、早いん?」
の一言で、すべてが決まった夜。


気づいた時には、もう戻れない。
そんな前振りを経て──
物語は、朝へと進みます。


午前8時。

ホテルを出発。
目的地は、
四国88ヶ所遍路巡礼のスタート地点、
第一番札所・霊山寺。

ホテルからは、
車で10分もかかりません。

奥さまが思わず
心の声が漏れていた

「……近い。
近すぎる。」(笑)

これはもう、
「逃げ場はありませんよ」という、
お大師さまからの優しい圧。(笑)
ヽ(*^ω^*)ノ

霊山寺の駐車場横には、
お遍路さん御用達、
“何でも揃う”お店が並んでおります。



初めての人は、
ほぼ間違いなく、
ここでフル装備。

ただし──
だいたい、ちょっとお高め(笑)

私はそこで、
奥様に、
できるだけ丁寧に、
そして必死に説明します。

「ここはね、
 “全部揃う安心代”が入ってるから、
 ちょっと高いねん」

「車遍路やから、
 金剛杖はいらんよ。
 扱い、大変やし(笑)」

「白衣も、
 本気で歩くならいるけど、
 服装は自由やからね」

「最低限、和袈裟があれば十分♪」


RPGで言うなら──
まだレベル1。

いきなり
勇者の剣も、
伝説の盾も、
いりません(笑)

木の棒と、
木の盾で十分。

というわけで、
少し歩いて
門前一番街へ。



ここで、
奥様のお遍路セットを、
必要最低限で揃えます。
ここの方が、少し安い(笑)

初めてのお遍路界隈。
奥様、少し緊張気味。
( ^ω^ )

いつもより、
どこか、お淑やか(笑)

「……ここのセット、買うの?」

棚に並ぶ、
“全部入りセット”を指差す奥様。



「それ全部いったら、
 2万円コースやで(笑)」

そう言いながら、
一つずつ、
一つずつ、
意味と理由を説明。

奥さまお遍路セットを
ひと通り揃えました♪


お店の人から見たら、
完全に
商売あがったり でしょうが(笑)



でもね、
神聖な場所だからこそ、
無理はしない。

その姿を見ていて、
ふと、思い出しました。

2007年。
私が初めて来た時。

何も分からず、
「ちゃんとせなあかん」感と、
「何これ?」という興味で、
キョロキョロしていた自分。

さぁ.....
 既に2周目スタートしている私と
四国遍路1周目の奥さん。のスタートです♪



境内も、
当時とは少し変わっていますが、
この空気だけは、変わらない。

霊山寺に入り、
参拝方法と作法を、
一つずつ説明。

読経も、
初心者向け・奥さまにあわせて
超スローペース📖読経♪

納経所は、
本堂から、
駐車場横の売店奥へ移動していました。
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

その合間に、
さらっと一言。

「そうそう、奥様。
 今日は……
 6寺、回ります(笑)」

「えっ?」
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

その表情。
........大丈夫♪
まだ元気そうな顔じゃない♪(笑)

「心配せんでええよ♪
 任しとき♪
 もちろん、道の駅も行くから♪」

さらに、
和袈裟についても、
しっかり説明。

「基本ね、
 トイレと食事以外は、
 つけっぱなし」

「ある意味、
 水戸黄門の印籠みたいなもんだから(笑)」

「それからね、
 知らない人から
 お接待を受ける時があるねん」

「その時は、
 断ったらあかんよ」

「初めは遠慮するけど、
 いただくのが、
 人助けになるからねぇ」

そんな話をしていると──

突然、奥様。

「……みかん売ってる!!!」
「いやぁ〜奥さん、人の話聞いてる?笑笑笑」
「早速、煩悩出てるじゃん(笑)」
(//∇//)

そうそう(笑)
四国はね、
道端に突然、
無人みかん販売が現れます。

だから助手席の人は、
油断せず、周囲をよく見てください(笑)
(〜後に、この意味がわかる様になることでしょう〜)

そんなこんなで、
第2番札所 極楽寺


「えっ、階段?」

Σ( ̄。 ̄ノ)ノ


「こんなので驚いてはいけませんよぉ(笑)」

♪( ´θ`)ノ


第3番札所 金泉寺


第4番札所 大日寺


第5番札所  地蔵寺



本日ラスト、
第6番札所・安楽寺。



ここで、
私の密かな目的。

お寺のガチャガチャ♪


お大師さまガチャ。
……回しました(笑)




そして、ここで起きた出来事。

人生で初めて
お接待を受けた奥様 ♪

接待品は、
「保存食のエビピラフ」。



「え……私が、もらっていいんですか?」

少し戸惑いながら、
それでも、
きちんと両手で受け取る奥様。

初めての遍路。
初めての接待。

その姿を見て、
私は思いました。

仏の道というものは、
歩いた距離ではなく、
受け取った気持ちの分だけ、
ちゃんと始まるものらしい。

……どうやら、
奥様はここで、
もう一歩、
こちら側へ来てしまったようです(笑)
(//∇//)

──もう、始まってるな。

今日はここで、
打ち止め。

和袈裟を外し、
観光客に戻ります(笑)

道の駅「どなり」



忘れずに

スタンプもゲットです♪



途中で、
あの無人みかん売り場にも寄り、
無事、みかんゲット♪



安い♪


道の駅「いたの」。


昼食は、
私から奥さまへ『お接待』♪
ヽ(*^ω^*)ノ♪


「刺身3種とアジフライ定食」

鯵が、ふっくらとして肉厚で、味噌汁も地元の味噌でしょうね♪甘くてとても美味しい♪

「奥さま♪お接待です。お納めください(笑)」


わけが分からないまま.....
逃げ場もなく
四国遍路デビューさせられた奥様(笑)
お疲れさまでした♪
付き合ってくれて、ありがとうねぇ♪
♪( ´θ`)ノ





こうして──
6回目満願の淡路七福神巡りと、
奥様の四国88ヶ所遍路デビュー旅は
無事、終了。

……の、はずが。

帰宅後、夕食時。
私から奥さまに新たな発表をしました(笑)
勿論、コレからの四国88ヶ所遍路の話です。

「淡路七福神の様に、四国遍路は年一で回ったらな、
満願まで 16年 かかるねん」

「そんな先、
健康か分からんし、
運転も出来るか分からんから」

「もっとハイペースで行こか(笑)」

奥様、
箸を持ったまま
完全フリーズ(笑)
(ーー;)💦



いやいやいや。
もう始まっちゃってるし。
マグネットも買っちゃったし。



週末農家の合間を見て、
行きましょうねぇ〜
奥さん♪

淡路七福神巡りから始まった旅は、
気づいた時には
四国遍路の旅に.......
もう戻れない。(笑)
(^◇^;)

四国88ヶ所遍路という
修行と観光と欲望(食欲)との
煩悩との長い修行の物語 ♪

週末農家夫婦の旅は
今、始まったのである......

〜完〜

m(_ _)m