こちらが仕掛ける側なのに、静かに追い込まれました。 | 『御縁行脚 』〜今日も どこかで ご機嫌さん〜

『御縁行脚 』〜今日も どこかで ご機嫌さん〜

じっちちでございます♪播磨の田舎で週末農作業に励む50代のオジサン。人見知りなのに、記念スタンプ集めやお遍路さんにハマる不思議な性格。座右の銘は「七転び八起きで転んでばかり」。転がったままでいいじゃないかと思いながら、今日も元気にズッコケております。

えぇ、えぇ、皆さま。
ご機嫌いかがでしょうか?
じっちちでございます♪
♪( ´θ`)ノ

さて──
今回は 前回の淡路七福神巡りの続き でございます。

前回の記事でお話ししました通り、
我が家の淡路七福神巡りも、今年で6回目(6年目)。
もはや旅というより、夫婦での年中行事♪
ヽ(*^ω^*)ノ♪

「はいはい、今年も行きましょうか」という、
安心・安全・実績十分の恒例イベントでございます。
(๑>◡<๑)

もっとも、過去を振り返れば、
インターチェンジを通り過ぎ、
満願の寺で大法要に遭遇し、

七福神巡りの御利益なのか?
仕事が増え、ボーナスが出て、
その結果、痛風が発症するという──
七福神フルコース を経験済み。
(^◇^;)

そんな反省を胸に、
今回は初心に戻り、
「何も起こりませんように」
「インター、間違えませんように」と、
神様よりも道路標識を拝みながらの旅でございます。
(^ω^)

表向きの目的は、もちろん淡路七福神。
しかしその裏で、静かに、そして......
確実に進んでいた計画がありました。

奥様・四国88ヶ所巡り
デビュー計画。

コードネーム、
「気がついたら、ここ四国やった作戦」。

そして──
淡路島七福神巡りを無事に終え、
何の説明もなく、
何の相談もなく、
鳴門大橋を渡ったところから、
今回の物語は本編へ突入します。

さて──
今回の旅、
奥さんと二人でございます。
ここ、まず 大事なポイント。

淡路島七福神巡りを終え、
鳴門大橋を渡り、
「まぁまぁ、ええ感じに疲れたなぁ」
などと、平和な会話で夫婦旅を装いながら四国入り。
車=3=3=3

ええ・・・
装っておりました。(笑)

なぜなら──

2日目に四国88ヶ所巡りをすることを、
まだ、奥様に言っていなかったからです。
(〃ω〃)

じっちち名物、
「言ってなかった?シリーズ」(笑)
٩( ᐛ )و

夕食を終え、

お腹も満たされ、


ホテルの部屋へ戻り、
テレビをぼんやり眺めながら、
そろそろ寝ようかという時間帯。

この時間帯というのは──
非常に危険です。

奥さんはリラックス。
頭はクリア。
質問が、鋭くなる時間帯。

「で、明日はどんな予定なん?」

──来ました。
ついに来ました。

ここで一瞬、
頭の中をフル回転させる……じっちち。💦

本来なら、
こちらが仕掛け人。
奥さまがドッキリされる側。
こちらが「明日のお楽しみ♪」と言う立場。

……の、はず。

なのに、
なぜか背中が冷たい。
なぜか空気が重たい。

横を見ると──
奥さん、テレビはもう見ていない。

画面はついている。
音も流れている。
でも、目は一切そこにない。

完全に、
「聞く体勢」 に入っている。

この時点で、
じっちちのドッキリは、
半分、終わっている。(笑)
(ーー;)

・観光で誤魔化すか
・温泉押しで逃げるか
・いや、もう正直に言うべきか
・今言わなかったら、明朝もっと地獄やぞ

脳内会議、緊急招集。
議長・じっちち。
反対派・じっちち。
現実派・じっちち。

全員の意見が一致する、
珍しい瞬間。

「……これは、もうバレてる」
( ̄◇ ̄;)

それでも、
一縷の望みを胸に、
私はドッキリを続行する。

ベッドの中。
気持ちは正座。
姿勢だけは、完全に“怒られる人”。

小さく咳払い。

「あのねぇ……」

この「あのねぇ」が出た瞬間、
奥さん、ため息を一つ。

そして、
視線だけこちらに向けて、
ひと言。

「……なに?」

この「なに?」には、
続きを知っている人の
「さっさと話しなさい」が
全部、含まれている。

Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
心拍数ドキドキアップ上昇。
変な汗発生あせる

「明日なんやけど……
ちょっとだけ……
ほんの、ちょっとだけやけど……」

もうこの時点で、
“ちょっと”では済まない空気。
(;゚Д゚)

「四国やろ?」
「うん」

「『じっちち=旅=四国』といえば?」
「まさか……」


その“まさか”を、想像通りに、現実にするのが、じっちち(笑)
「ピンポぉ〜ん♪」
「88ヶ所、回ろうと思ってて」

「…………」

沈黙。
時間が止まる。

「……はぁ?」

奥様、完全フリーズ。

「巡るって……
あの、お遍路の?」

「そう、その、お遍路の……
ほんの、さわりだけ……」

自分で言いながら、
“さわり”という言葉の軽さに、
一番驚いているのは自分。

「聞いてないんやけど?」

「知ってる♪言ってないもの(笑)」

「えっ?道具とかないやん⁈」

ココでそっと、カバンから恭しく
隠していた「お遍路セット」を出す(笑)


そこから始まる、
言い訳という名のボヤキマラソン。

「全部ちゃうで?」
「車やし」
「歩かへんし」
「雰囲気だけやし」
「記念みたいなもんやし」
「途中、道の駅行くし♪」

言えば言うほど、
奥さんの目が細くなる。

そして、
静かに、低く、ひと言。

……明日、早いん?」

はい、終了ーーーっ!!

この一言が出た時点で、
奥様はすべてを悟り、
覚悟を決めたのであります。

「大丈夫♪お遍路セットは全部、買ってあげるから♪」


仏の道というものは、
事前説明がなく、
選択肢もなく、
気づいた時には
もう渡っている。
四国のように(笑)

こうして.......
夫婦旅は、この夜を境に
「夫婦で四国遍路の旅」という
新章に突入するのでした♪

つづく。