静かな播磨の旅....の、はずだった。 | 『御縁行脚 』〜今日も どこかで ご機嫌さん〜

『御縁行脚 』〜今日も どこかで ご機嫌さん〜

じっちちでございます♪播磨の田舎で週末農作業に励む50代のオジサン。人見知りなのに、記念スタンプ集めやお遍路さんにハマる不思議な性格。座右の銘は「七転び八起きで転んでばかり」。転がったままでいいじゃないかと思いながら、今日も元気にズッコケております。

えぇ、えぇ、皆さま!
ご機嫌いかがでしょうか?
じっちちでございます♪
♪( ´θ`)ノ

さてさて、話は山陽自動車道・権現湖パーキングエリアからスタートでございます。



ここでまずは、恒例行事。
そう、スタンプ活動であります。

「旅に出る=スタンプを押す」
もはや、これは.....宗教?いや、修行?

誰に頼まれたわけでもないのに、今日もインクの匂いに安心するおじさん(笑)

スタンプを無事ゲットし、いそいそと次なる目的地へ♪

……の前に。

「ちょっと古墳、見とく?」

はい来た。🤭
何でもかんでも「ちょっと」で済ませようとする悪い癖。(笑)

というわけで古墳を見学。



草、空、土、風。
紀元前のロマンが全身に染み込んでいくわけです。

「ここで誰か埋まってたんやろなぁ…」

いや、当たり前や。

そんな古代の空気に包まれながら、次の目的地へ。

次の目的地に向かう車中で....

最近、野菜、高くないですか?

もうねぇ、
キャベツが高級食材。
白菜がブランド野菜。

タケちゃんが一言。
「じっちち、週末農家ちゃうん?」

えぇ、そうなんです。
畑持ちです。
土いじりもします。

でもね?

野菜ってね?

種まいて次の日に白菜できてへんのよ。

だから今日は「栽培」じゃなく「買付」。
農家やのに仕入れに行く謎の構図。

その道中。

ふと、空を見上げたその時。

「……ん?」



UFO!?
ついに!?
時代が追いついてきた!?

近づいてみます。

……気球でした。

夢、終了。



でもね、浮いてるんですよ。
空に。
静かに。
無音で。

「これ、乗ったら気持ちええんちゃう?」

調べてみたら、

・バーナー音:爆音
・感想:意外とうるさい

想像と違うやつ。

 そして本日のメイン会場へ 
到着しましたよ。




西日本で2番目に広いと言われている
播磨国の農業高校・農高祭。

いわば
「畑界の文化祭」
「土の甲子園」

これがまぁ……

人。
人。
人。

軽く戦場。

とりあえず.....
「なんか並んどこか」
という日本人特有の本能発動。



今回の本命は、白菜。

タケちゃん、ここで確認。

タケちゃん
「大根、いらんの?」

じっちち
「昨日もろたんよねぇ…」

余裕ぶっこいてるじっちち。

そして列。

......30分。

地獄。(笑)

足、棒。

腰、限界。

やっと順番が近づいてくる。

ここで悲劇。

売り場:大根コーナー
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

―――静寂。
空気、凍る。
(ーー;)

タケちゃん
「……ここ、大根の列やで(笑)」

じっちち
「……いやいやいやいやいや(笑)」

タケちゃん
「大根いらん言うたよな?」
「昨日もらってる言うたよな?」

じっちち
「30分、何しとったん?ワシ?」

タケちゃん
「でもなぁ……」

「ここまで並んで今さら引き返すん、負けた気せぇへん?」

出た。謎理論。

じっちち
「……たしかに」

そして。
大根、1本100円。

じっちち
「……買うか(笑)」

.......結局買う。(爆)🤣

買わされてない。
並んだ自分を正当化しただけ。(笑)
(^◇^;)💦

大根を抱えたまま隣へ。

そこにあったのは……!

学習成果展示コーナー




そして!

念願の白菜との運命的再会 ♪
ヽ(*^ω^*)ノ♪

白菜!!
ヽ(*^ω^*)ノ♪


しかも!
「農業経営科長賞🏆 受賞」


なんやその肩書。
もう野菜界のエリート。

即購入。1個300円。

しかも、5.6キロ。

もはや赤ちゃん。
いや、砲丸。(笑)


.....ふと現実に戻る。
 問題はここから、この高校.......
兎に角、敷地が広い(笑)



「……駐車場、車どこ停めたっけ」

案内板を見る。👀
【駐車場 → 徒歩20分】

……

……

……ウソやろ。

右手:大根
左手:5.6kg白菜

ビニール袋、悲鳴。

指、ちぎれそう。
(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

タケちゃん
「ええトレーニングやな♪」

じっちち
「今日、何しに来たんやったっけ?」

「古墳見て」
「UFO見て」
「農業祭来て」
「修行して帰る」

もう意味がわからない。
(ーー;)

ようやく、車に辿り着いた時には完全に戦い終えた男の背中。(笑)

それでも言うわけです。
「さぁ……南東へ向かうで……」

ハンドルを握る手、プルプル。

......でも走る。

なぜなら、まだ、午前中.....
旅は終わらせない。そして旅は続く のである。

〜 つづく 〜