いつかの彼と
歌って踊った
あの曲を
思い出すことも忘れて
あたしは前ばかり見てた
きっとさ
忘れなくちゃいけない思い出なんて
何一つないよ
冷たい風のなか
キンモクセイだけが薫ってるね
懐かしいよ
何度でも思い出そう
何度でも振り返ろう
そうして忘れたくないような思い出を
増やしてゆけたらいいの
きっとそうだよ
ねえ
あたしは貴方の物語の
ヒロインにはなれないし
貴方はあたしの物語の
ヒーローにはなれないよ
きっとずっと
そのままよ
でも
そんな二人だからこそ
紡げる愛もあるんじゃないかって思うの
ねえ
あたしは
あなたの記憶の中に住み着いてる
あの子の代わりにはなれないし
貴方も
あたしの大好きだった
彼の代わりにはなれないよ
けど
今、この瞬間
私はあなたが好きで
その事の何を疑えるっていうの?
ねえそうよ
あたしは今
貴方に手を差し伸べてる