学び舎「海猿工房」にてロッドメイキングの講習会を受ける。
己の手に依って分解~再構築~分解を繰り返していた「アジニスト改」、東京湾~外房~鹿島灘と転戦する自分にとって「愛國日本に次ぐ真の武器」たるべく。
工房の長、海猿氏によってパーツの選定、グリップの成形、失われし匠の技でブランクへの塗装が行われる。
熱のこもった講習を受け、パーツを持ち帰り自宅へ。
生憎ここ数週間は、仕事が鬼のスケジュール。帰宅が深夜に及ぶ事もあったが、(週末の釣行には、必ずやこのロッドを持って行きたい………………!)
ただただその一心で、家族の寝静まった深夜、ロッドを弄る。

まずはグリップ部分の接着。
そして、浅田真央のフリー演技に号泣しながら…………スレッドを巻く。(話すっ飛ぶけど、良かったねぇ、浅田真央。性格柄、勝負は勝ってこそ、オリンピックはメダル獲ってこそと思っていたけと、それを超越した物凄いものを魅せてもらった。近年、あんなに泣いた事があったろうか?)
金曜夜、最後のコーティングが終わり、「間に合った!」と思ったのも束の間、土曜夕方に仕事から帰宅しても、エポキシが乾かない………………………。
慌てて外房入りしている匠に現況を報告するが…………………「恐らく………化学反応が………………起こっていない……………………。」
…………………………………?!
泣く泣く、最終コーティングを拭き取り、未完成のまま外房へ。
土曜夜22:00、外房着。
沢山のアジンガーが勢ぞろい、魚は居なかったが、楽しい語らいがあった。
これだけの数の名手がいて誰も釣れていないのだから、自分も釣りは片手間でお喋りに終始してしまった。
「俺のアジングロッド」を見せると、D氏からは、「このロッド、本気ですか?」と突っ込まれる程の出来の悪さ。
「ジオングに足なぞいらんのですよ!」という言葉が脳裏をよぎったが、先ずはスレッドの巻きの荒さ、コーティングのいい加減さ、そしてパーツの付け忘れを指摘される。
まぁ、急いでいたし………………。
夜も更け、ファミレスでお茶した後、朝マズメに備えて三々五々、お目当ての漁港へ。
自分は南房のテトラに陣取り、5:00頃からキャスト開始。未完成ながら自作ロッドのポテンシャルを計る。
程なくして…………………

小さい鰺だが鱗付け完了。
そして二匹目は………………

まさかの尺鰺!しかもガリガリ!
その後もポツポツは釣れるんだが、リリースサイズが多く、ツ抜けがやっとと言ったところ。
自分の隣には、最早そこは陸続きのテトラでは無く、沖磯続きのテトラですから!っていう位のポジションで釣りをしている御仁がおられたが……………目の錯覚だろう……………。
さて、朝マズメはこんな感じで渋く終わり、一旦実家に戻り所用を片付け、夕方再び出撃。
やはり南房の某港のテトラに入る。日曜日も風が冷たく、休日のわりに釣り人はまばら。
暗くなるまで大海原に挑むが、冷風に吹かれながらの俺に釣られてくれた鰺は…………

二匹のみ。しかし、朝とは違い、丸っとした南房型の鰺だった。
すっかり凍えた体で実家に戻り、貧果ではあったが家族が食べる分としては充分

最近では、娘っ子も鰺の酢の物に舌鼓。

久しぶりのアジングで、身体も凍る程寒かったが、とても楽しい週末でした。
さて、帰宅して週明け、、、、、
作りかけのロッドを完成させるべく、時間を費やす。
付け忘れたパーツを適正に配置し、如何なもんかのスレッドも巻き直す。
短気な性分を堪えに堪え、エポキシも出来る限り丁寧に塗る。
そして、遂に完成………………………

世界初!?
2ピースオールチタン(?)ロッド、580g(???)



命名、【銀幕のスター】!!
週末の釣行でのテストでは、狙ったよりもパッツン系に感じたが、操作性や感度、キャストの振り抜けは市販ロッドよりも格段上に思う。
そして初回釣行にて未完成ながら尺鰺を釣り上げるという規格外のポテンシャル(?)
コイツを持って、今週末も、行くぞ!
それはさておき………………
来る3月16日、20年に一度の豪雪により延期となっていた「第八回 自己完結型清掃活動」が行われます。
幹事は、嵐を呼ぶレジェンド、クマさん!
集合はAM9:45頃、興津海浜公園駐車場となっています。詳しくは「全力中年 クマさんのブログ」にて。
勿論自分も、家族で参加予定です!