絶叫するアジング | はるパパの【テトラの陰からこんにちは!】

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釣りに関するお話がほとんどです。

初心者に毛が生えた程度なんで、見当違いの発言をするかもしれません。

ご勘弁を…。

そんなわけでアジングに挑戦!ということにめでたく相成り申した訳でござるが、まずは道具だてから。
ロッドはメバリングで使用しているものを代用、リールはシーバスで使っているパワーギヤのものがあったのでそれを使うと。釣り雑誌によると、ラインはフロロの2lbを推奨と‥‥あまり雑誌等の情報を鵜呑みにするのは果たしていかがなものかと思うが、周りにアジング経験者が皆無なもんで仕方ない、とりあえず鵜呑みにしてみよう。

で、フロロ2lbなんだが…

ほっそ!

髪の毛じゃん、これ。
フロロラインってフカセのハリスでは使っていたけれども、メインラインで使うは初めてどすえ。兎に角バックラッシュ等ライントラブルが多いという前評判(雑誌によるとね)だったので、慎重にスプールに巻いた。
ジグヘッドとワームは、釣具屋で[アジングに!]と表記されているものを適当に購入し、準備万端。のはず。

アジンガーとしての初めての出陣は、外房は勝浦の漁港に決定!
荒天で磯に出られ無いときに何度か勝浦港に立ち寄った事もあるし、鰺なら勝浦港、という勝手な先入観。

夜、現地に着いて早速第一投!
といきたいところなんですが、仕掛けを作る作業が、正直地獄のような苦しみでしたorz
やっぱりラインが細過ぎる、指先でラインを掴んでるって感覚を見失うぐらいに細い、これに比べたら揖保乃糸なんて極太もいいとこだ。掴んだと思ったらフロロ2lbが指先をすり抜け、風で舞い上がり、ロッドに絡みつき、そして見失う。
「貴様何処へ消えた?」
真夜中、人気の無い漁港にて絶叫する。何処からか野良猫が寄ってきたが、自分の殺気に怯えて去っていく。

目に見えぬ敵(いやただのラインなんですが)をなんとか捕捉し、ジグのアイに通そうとするんだが、入らない。

入らない入らない入らない入らない…。

四十路を目前に控え、軽く老眼が始まっているのか最近近いものが大変見づらくなってきた自分としては絶望的に入らない。

「通れ!まぐれでもいいから通れ!!」

絶叫と悶絶の末、なんとかリグ完了し、記念すべき第一投

ポチャン

「あれ、何処行った?」

基本だとされる1gのジグヘッドなんて、まるで重みが分かりまセブン。

磯フカセのナイロンと違い、透明で細過ぎるフロロ2lbは、何処に行ったか、はたまた行ってないのか、俺にはまるっきりわからねーぜ。

ワイルドだろう?

これはだいぶヤバいものに手をだしてしまったんじゃなかろうか…頭の中をレレレのオッサンがホウキを掃きながら横切っていく………。

けっして誇張では無く、アジングの始まりは悶絶と絶叫、苛立ちと絶望でした。今でこそフロロ2lb程度に慣れ、更に細いモノフィラのラインなんかも使うようになりましたが、風が強かったり、常夜灯の色?がしっくりこなかったりすると、仕掛けを作るのに時間がかかってしまうことがありんす。

時期的にも真冬で、手もかじかんでしまい、八甲田山を行進しているかのような心境で釣果もゼロ。
そんな釣行を三回程続けました。

しかし、

俺は、

あきらめなかった!

いや、

あきらめられなかった!!

ついに、鰺をルアーで釣った。小さな、小さな、ホント小さな鰺だったけど、俺にとっては大きな釣果でした。




「ヨシ!」

って叫んじゃったもんね、夜からやってもう日がのぼって周りにだいぶ人がいたけどさ。