●2日目(6/16月)
6時くらいに起床し朝食後歯磨きして移動開始。前夜宿泊した釧路町のRVパークは基本無人で、チェックアウト時は管理者への連絡不要でそのまま出発する方式とのことだった。また、シャワールームのある管理棟はもともと人が居住していた感じで十分な広さがあり、自由に使っても良いとのことだったので、布団はおいて無かったが寝袋を持っていって管理棟の中での宿泊も可能な様子だった。

2日目の1拠点目は厚岸町。道中、小中学生が通学していくのを見て平日であることを実感した。予定していたパーキングに到着しアンテナを展開。朝から快晴で気持ちが良い。近くに駐車したハイカー(自撮りしていたのでYoutuber?)が熊鈴を鳴らして森に入っていったが、そういえばOSO18が駆除されたのは厚岸町だった記憶がある。0815jに運用スタート。RTTY 1週目はEsが薄かったが、2周目は28Mも開いて2日目も高調でスタート。平日なので日中は各拠点でのQSO目標数を100に定めて運用した。約1.5hの運用でEsのおかげでRTTY67Q、CW45Qで合計112Qとなり、0947jに運用を終了したが、平日なのに朝からたくさん呼んでもらえ、とても嬉しかった。

2拠点目は浜中町。途中で給油して軽油は満タンにしたが、前日の移動途中でアドブルーがあと3000kmで無くなるという表示が出ていたのが少し気になった。というのは自宅まで帰る全工程でも走行距離だけならば2000kmはないと思うが、毎日エンジン回しっぱなしで運用を続けた場合、アドブルーが途中で枯渇する可能性があるからだ。

運用予定地の霧多布岬に到着すると、さすがその名の通り霧が発生しており見通しが悪い。駐車場には「ラッコ生息地につきドローンの飛行はご遠慮願います」という看板があり、ここにはラッコが生息しているのかと初めて知った。しかし霧が濃くて海面は全く見えなかった。1038jから運用を始めRTTY2周、CW1周して1213jに終了、結果はRTTY49Q、CW58Qの合計107Qだった。運用中にどんどん霧が晴れていき、観光者が海面の方を見ていることが分かったので、アンテナ撤収後に当局も海面を見てみたところ、野生のラッコが2匹いるのが確認できた。かなり遠かったが、1匹はぐるぐる回り、もう1匹は腹を上にしてプカプカ浮いていた。初めて見る野生のラッコに感動したことは間違いない。


【トラブル2】
浜中町終了後は根室市に向けて出発。途中喉が乾いたので、道端にあったコカ・コーラの自販機に現金200円を投入し、180円で販売していたペットボトルのカフェオレのボタンを押したところ、釣り銭の20円はすぐに出てきたが、肝心なカフェオレが出て来こない。そもそも出てくるような音もしなかったので怪しいとは思ったが、商品が内部で引っかかっているのかも知れないと自販機を揺すってみたが何ら効果がなかった。さすがに頭にきて自販機に蹴りを入れてみたところ足首を痛めてしまった。結局、カフェオレは出てこず180円を自販機に飲み込まれて足首まで痛めたが、その自販機には連絡先の表示もなく、周りに人影もなかったので泣く泣く諦めた。180円を損したことより、(釣り銭分だけ返すという)自販機のソフトウェアに馬鹿にされた事態のほうが悔しかった。

その後、今度はコークオンペイにも対応したコカ・コーラの自販機を発見し、まさかとは思うが、再度現金を搾取されることは避けたいので、スタンプをためて獲得したコークオンのドリンクチケットでカフェオレを購入したところ、今度はちゃんと出てきてやっと喉を潤すことができた。根室市に入り、路肩にあるの無料駐車場を探しながら走行したが、これがまた全然なく、走行を続けるうちに別海町に入ってしまったので、Uターンして根室市に戻り、国道から外れてやっと駐車スペースを見つけて運用を開始した。1334j-1513jの約100分運用し、RTTY80Q、CW91Qの合計171Qで終了した。

【トラブル3】
次の拠点は別海町で、数週間前にテレビ番組で見てぜひ訪問したいと思っていた野付半島からの運用を予定しており、これがとても楽しみだった。そんなわけで気がはやり、5mの釣り竿をルーフの上から伸ばしたまま車を発進させてしまい、バンッと音がして我に返った。路肩に車を駐め車外に出てみると釣り竿が道路標識に接触して、上から4段目でポッキリ折れていた。対応は後で考えることとして、釣り竿を畳んで別海町に向かったが、やってもうた。これは10数年前に長野県の売木村で同じ失敗を犯して以来の2回目だった。

また予備の3m竿はあるし、おそらく修理できるので、あまりショックは受けずに別海町に向かいまずは町内の温泉に浸かった。これがまたワイルドな露天風呂のある温泉で料金も安くとても良かった。温泉を出てからセコマで食料を調達し、いよいよ野付半島に進入した。ちょうど日没に近く、鶴や鹿などもウロウロしており、テレビ番組見たのと同じダイナミックな風景を見ることができてまた感動した。

運用予定だった野付灯台近くの駐車場に到着し、まずはアンテナの修理を試みた。はじめは割り箸一組(2本)を添え木にしてビニテでぐるぐる巻きにして破損箇所を修復したが、20mの延長ワイヤーを取り付けて横に引っ張ったところまたポッキリといってしまった。割り箸2本では弱すぎたようだ。次は割り箸三組6本で、竿の周りを固めて、再度ビニテでぐるぐる巻きにしたところ、今度は行けた。


1804jから運用開始、2105jまでの約3時間運用し、RTTY145Q、CW136Qの合計281Qで終了。全長25mのワイヤーなので、1R8Rでも本州まで飛んでいき満足行く結果だった。しかし、25mのワイヤーで出られたのはこれが最初で最後になってしまった。(初日の釧路町ではワイヤーをATUにつなぎ忘れたし)

【トラブル4】
以後毎晩1R8Rで運用できるわといい気になり、アンテナ撤収後、巻き取った延長ワイヤーを駐車場に置き忘れて発進してしまったのだ(もちろん竿の方は車内に撤収)。これに気づいたのが翌日の夕方、美幌町のRVパークでの設営時だったから、野付灯台まで取りに戻るのは現実的ではなく、諦めざるをえなかった。

撤収完了後は別海町内の道の駅に移動し車中泊。近くにRVパークはあったが、高価でかつ温泉も付設していなかったのでパスした。あとで考えたら、野付灯台の駐車場にはトイレもあったし、そこで車中泊すれば延長ワイヤーを忘れることも無かったと思われたが、道の駅に移動して車中泊したのは結果的に正解だった。

2日目の結果はRTTY341Q、CW330Qの合計671Qで、日曜日だった1日目より多かった。