先日のAAPHでも実際にあったが、こちらのログにないのでコールしたところ、QSO B4で一蹴され、反論の余地すら一切与えずQRZ?を出す局がいた。

こちらは、当該バンドで自局のログにないからコールしているのだから、こちらのログではDUPEの訳がない。おそらくこちらがコールした局と重なって運用していたために間違ってログインされてしまったとか、あるいはこちらがミスタイプしたとか要因は色々あるが、こちらのログにないのだからコールしているのである。

せめて反論の余地ぐらい与えてくれれば、「こちらのログにないからコールしたのでNR交換して欲しい」、と説明させていただくが、反論の余地を与えずQRZ?では、どうすることもできない。この様に自局のログでDUPE判定なら、相手に反論の余地を一切与えないで一蹴するケースが国内コンテストでも時々ある。

しかしだ、よく考えて欲しい。今時、標準以上の局はPCロギングを使っているので、通常であればDUPEの局など呼ぶ訳がない。コールするということは、ログにないから呼ぶのである。それをQSO B4で一蹴したら、その局はこちらが提出するログ上では当然Not in the logである。CQWWDXコンテストなどでは、Not in the logの場合、ペナルティとして3QSO分、得点を差し引かれ、大きな減点となってしまう。

DUPE QSOは得点として計上していなければペナルティは無いのだから、たとえDUPEとなってもたかだか10秒程度でNR交換はできるのだから、Not in the logとなって大きな減点を食らうよりも、自分のログではたとえDUPE判定となってもNR交換はしておくべきだと思う。また、QSO B4 QRZ?で一蹴するのではなく、最低でも相手に反論の余地くらい与えた方がベターであると、当方は考える。