今回は最終日(5/6)を除いてEsも発生せず、コンディション的にはもう一つであったが、それでもSSNが高かったため、期待以上の数のQSOができ、わざわざフェリーに乗って渡航した甲斐があった。フェリー代は安価では無かったが、それでも海外から運用するのと比べたら安いものだ。

今回は、基本的に島では1日1QTHのため、1箇所で5、600Qもやればその後は暇になると予想していたが、プチアワードの恩恵か、はたまたIOTAマラソンの恩恵かはよく分からないが、どこの島でも撤収時間ぎりぎりまで呼び続けられ、すべてのニーズには対応しきれなかった。SATについてもHFで忙しくて多くのパスには出られず、完全にニーズを満たしたとは言えないと思われる。

特に5/5の32006G西ノ島町は、フェリーの都合で90分一本勝負になったため、ここを期待していた方にはご迷惑をおかけしたかも知れない。ぜひ後続の運用者にニーズを満たして欲しいと思う。

結果 合計3837Q (本土659Q、隠岐の島3178Q)

本土
34003J 111Q (5/2 1151-1337j)
34003C/YU1264 164Q (5/2 1404-1720j)
3404/YU1267 213Q (5/2 1922-2210j)
3201 171Q (5/2 2259j-5/3 0835j)

隠岐の島
32006B 904Q (5/3 1316j-5/4 0928j)
32006D 957Q (5/4 1520j-5/5 0815j)
32006G 172Q (5/5 1035-1205j)
32006H 1145Q (5/5 1557j-5/6 1258j)

HRは集計が終わり次第発表する予定だが、#1HRはGWで射程圏内となる局に間違いないと思われる。

島から運用するとこれだけ呼ばれるのなら、RPT局が島に力を入れているのも分かったような気がする。そうそう、32006Dにある町営のレンタルシャックの様子を見てきたが、雨戸やカーテンが無くロッジの中が丸見えだったため、ちょいと窓越しに覗かせてもらったところ、同時期にJD1BLYで運用中のRPT局や、JS6RRRで運用中のDST局のQSLカードが、部屋の中の壁に貼られていた。「みなさん好きだねえ」、と思った次第。


常設ANT類はおそらくもう使えないと思うが、ロッジは外装も塗り直したようできれいで、建家内部も清掃が行き届いているような感じだった。ANTを持ち込めば利用可能かも知れない。単にロッジ(バンガロー)としての利用なら問題ないような印象だった。

では運用場所の紹介を少々。

32006B アカハゲ山


32006D 金光寺山


32006G 別府港


32006H 夕日の見える丘公園

事前にUVJ局などから情報はもらっていたが、すべての場所には、無料駐車場に加えこぎれいなトイレがあった。特に当局はSSBは衛星以外では運用していないし、CWでもニーズを満たしていないので、今後隠岐郡からの運用を予定しておられる方の多少でも参考になれば幸いだ。

ただし、どこも日中は観光客やジモティが多数来る。アカハゲ山ではライダー2名が一夜を明かしていったし、金光寺山と夕日の見える丘公園では、夜の0時ころまで、アベックと思われる車両の出入りが頻繁にあった。ただしこちらから車から外に出ていない限り、説明を求められること無かった。

これも事前に情報をもらっていたが、島後島以外にはコンビニやスーパーはない。小さな商店はあったが品揃えも豊富でなく、おにぎりや弁当はどこにもおいていなかった。(パン、ラーメン、菓子、缶詰等は入手可能) 食料/飲料についてはできれば渡航前に十分に確保しておくことをお勧めする。

風呂については、32006Dだけは町営の温泉(なんと300円)に入ったが、後は移動中のフェリーのシャワー室で済ませた。これは3分200円だったが、タイマーをストップできるヤツなので、3分で十分だった。(隠岐の島町の温泉は、港から遠方だったため結局行かなかった)

次にフェリーだが、GWだったからかも知れないが、本土-隠岐間の2等客室は、往路も復路も1人が横になれるスペースすら全くなく、完全な満室状態。これは予想外で失敗だった。できれば早めに港の待機スペースに並んで、早い順番で車両を積載し、速攻で2等客室のスペースを確保することをお勧めする。(ちなみに特2等は、往路復路とも完売だった)

なお、運用状況や使用設備の詳細についてはFB NEWSに記事でも書こうかと考えている。今回は、家族に配慮して十分な量の島の土産を購入して帰宅したところ、家族も大満足となり、加えてこちらも運用結果に大満足なので、至極充実したGW後半だった。

最後に、今回QSOいただきました各局に御礼申し上げます。