今回は、ベストを更新するために、30時間無休(トイレ等はのぞく)運用を考え、土曜日は朝10時までたっぷり睡眠をとった。寝過ぎで逆に頭が痛いほどだったが、後刻訪れるであろう睡魔に打ち勝つには、十分すぎるくらい寝ておいてちょうど良いくらいだ。

開始30分前に風呂に入ってすっきりし、5分前にはトイレを済ませて戦闘態勢に入った。スタートはポイント2倍の28Mだ。1600jジャストにCQを出したら、1発目ですぐに応答があり幸先の良いスタートが切れた。上のグラフを見ていただければ分かるが、当初5時間くらいは1RでRunnigに徹した。その後、順次QSYダウンして行くと共に2Rをスタートし、要所要所でCQを止め、2ndラジオでマルチ獲得に走った。

夜が明けると21Mが良好にオープンし、イーストコースまでS9で入感するも、いつものことだがNAは参加局が少ない。空振りCQが多くなり効率が下がる。EUには良好にオープンした28Mだが、NAはz4のTX止まり。z3の局は強力だが出ている局が少なくCQを出しても三振の山となり、W全土にオープンしている21MでRunningしながら、28Mは2ndラジオで拾っていった。

パイルが続いているならば、緊張が継続するのでそれほど眠くはならないと思うが、さすがに40Q/hのレートでは睡魔が襲ってくる。11jを回るとほぼKO状態となり、1h30mのタイマーをかけて布団に潜り込んだ。起床後は飯を食ったりして、結局ここで2hの休憩を取ってしまった。

この休憩が凶だったか吉だったかは分からない。もし寝ずに続ければ、その後も能の反応が鈍いので、パイル捌きに影響が出た可能性が高いが、2hの休憩で多少はリフレッシュされているので、効率は上がっていることは間違いない。どっちが正解だったのだろうか。

休憩後はすでに21MでEUがオープンしており、その後ラストまでそこそこのレートを維持できた。特に日曜日は、土曜日よりCondxが良好で、28Mがなんと20j頃まで良好にオープンした。残念だったのは、27県西部では19時前後に、雷雲の接近により、約30分間の強制QRTがあったことだ。その間当然同軸は外したが、無理して続けようにも雷ノイズがS9+となり受信不能であった。時間の前後はあるものの、西日本各局は概ねこの雷雲の影響を受けたようだ。

日曜日の晩は1.8MでのQがゼロだったが、聞こえていたWの局を数局呼んだものの全くリターンがなかったからだ。PW1のPoメーターが1kWまで振れていたことは当然ながら確認しているが、なんで土曜日は届いたのに日曜日は1局も届かなかったのかよく分からない。このバンドは1Q=4ptsなので、たとえば3局できれば他バンドの12Qに相当するので、痛かった。

終わってみれば、自己ベストを更新し、大変楽しめた本年のJIDX-CWであった。来年もコンディションが好調であれば、ぜひ30時間ノンストップ運用を狙ってみたいところだ。