
今宵は大阪市内の某所で主題のMTGが開催された。写真のお二人の手元を見ると、5Xを表現しているらしい。なお今週末は4年に1度のEMEミーティングが久留米で開催されるが、当方は生憎土曜日が(もし休んだら確実にクビになるような)出勤日なので、残念ながら参加することができない。
さて、WPXから一夜明けたが、考えてみれば、今回のWPXはいやはや凄まじいコンディションだった。日本はもとより、世界中でナショナルレコードが更新されるだろう。WPXの長い歴史の中でもおそらく最高レベルのCONDXだったと思われる。こんなCONDXには死ぬまでにもう2度と出会えないかも知れない。こんな機会にフルオペできて、本当にラッキーだった。
WPXはいわば「猿コン」で、局数をやればやるだけマルチも着いてくるので、ほとんどの局がランニングに回り、バンドはCQ局でひしめいていた。14も21もバンド下端から100kHz以上もCQ局で埋まっていた。考えることは皆同じで、ランニング重視の戦法である。
そんな状況のため、CONDXはビッグにオープンしているのに、ランニングしても、いつもよりもう一つ呼ばれないという事態に今回はなった。つまり、呼び回りする局がいつもより少なかったのが原因と思われる。幸い早い時間でこれに気づいたため、今回当方はS&P重視の戦法に転じた。
いつもWW系TESTなら、S&Pの割合は1割程度だが、今回は3割を越えていたと思われる。呼び回りする局が少ないので、(DXerの方々が気合いを入れて呼んでいる珍局を除き)、たいがい1発で応答があった。WPXはエンティティはマルチにならないので、DXCC的に珍のパイルに参加する必要がない。
逆にいうと、そのようなパイルに参加すれば時間をロスするので、見送った方が賢明である。その甲斐もあってか、いつもよりかなり効率的なS&Pが行えた。結果として、WPX-CWではMOP局も含めてもこれまでJAでは例がなかった、1000マルチの大台をクリアすることができた訳である。