移動用のパドルとしてはGHDキーのGM701を愛用しています。パドル部分がアルミのケースにスライド格納できて、打鍵時のフィーリングがカッチリしているところが気に入っています。

先日、移動運用でSATに出ているとき、突然短点が出なくなってしまいました。ガサガサと線をいじると、どうやらパドルのコードの出口あたりの接触不良(断線)が原因のようです。引っ張ってもちぎれないように被覆ごとキッチリとバインドさているのですが、どうもそれがキツすぎてコードの中で断線してしまったようです。

移動運用の際にパドルが急に使えなくなると、往生します。場合によってはそれ以後CWは出られない、ということにもなりかねません。今の構造のままだと、なおしても同様のことがまた起きる可能性があり、もう少し信頼性の高い接続の仕組みにしておきたいところです。

 

 

そこで、前から気になっていた GHDキー x CQオームコラボ の CQ-mini と同じように、ジャック接続型に改造することにしました。

 

結構せまいところにジャックを仕込むのは大変なのですが、CQ-mini の写真をみると、確かにジャックがついています。これに適当なステレオミニジャックのパーツはないかと探したところ、マルシンの MJ-074N なら使えそうでした。現状でコードがでている穴は細いですが、MJ-074Nの本体部分(φ約8mm)が通るよう穴を拡大し、パネルネジは現状の外装のままでいけそうです。

 

 

そこでジャックをパーツとして入手し、作業にとりかかりました。まずは穴拡大です。もとは4mm程度の穴でしたが、一度取り外して8mmの穴をドリルで空けました。材質は真鍮(黄銅)のようでしたので、1mm刻みくらいで徐々に穴を拡大し、最終的に8mmの穴をあけてバリをヤスリで削って加工はおしまいです。

 

 

リード線の半田付けをさきにやってから、組み立て直していきました。ジャックはうまく収まっています。

 

 

背面はこんな感じに仕上がりました。