改めていわせてもらうが、この世の中にはどれだけ説明しても微塵も理解が深まらず、一向に話が進まない低能人間が星の数ほどいる。
これまでの私はそうした人と出会うと無視することにしていたのだが、これからはもしもそうした低能人間が反論してきたりしたら『バカはひっこんでろ!』と一喝するつもりでいる。
バカはひっこんでろ!━━これと似たような言葉で物事を解決しようとする人は過去にも多くいた。
昔、テレビ朝日の≪朝まで生テレビ≫で、映画監督の大島渚が議論がこじれると相手に向かって『バカヤロー!』と怒鳴り散らし、それが大島渚の代名詞にまでなったほどだった。
また、アメーバブログ最大の討論(?)グルッぽ≪アメばた≫にも『バカはくたばれ!』という言葉を議論相手に連発する名物ブロガーがいる。
しかし、残念ながら彼らのそうした発言は“暴論”といわざるをえない。それにただのののしりあいではなく討論中に『バカヤロー!』だの『バカはくたばれ!』だのといった言葉を浴びせられた側としては『……あんたはいったい何様のつもりなのだ?』といった怒りが湧いてくるはずである。
しかし、わたくしメシアの『バカはひっこんでろ!』は暴論などではない。私はどんな事柄においても必ず“世界一わかりやすくていねいな理論的説明”というものをおこなう。私の説明というのは普通の読解力さえあれば老若男女誰もが『うむ、なるほど』と納得・肯定せざるをえない論理性に満ちたものである。その私の説明を聞いてもなお見当はずれな意見をしてくる読解力欠落人間が無数にいるのだ。そうした人間たちに改まって説明し直すのもアホらしいので、『バカはひっこんでろ!』の一言で終わらせようと考えているというわけなのだ。
そしてもしも相手が反論しようものなら、私は次のように切り返そうと計画している。
「世界天皇のこの私が『バカはひっこんでろ!』といったんだぞ。『わたくしはバカだったのでありますね?よくわかりました。それではひっこまさせていただきます』と返事をしながら自分がバカであることを認めてさっさとひっこめばいいのだ」
……私にこうした言葉を浴びせられても、『……あんたはいったい何様のつもりなのだ?』と心に怒りや屈辱感が湧く人はおそらくひとりもいないことだろう。なぜなら私は“世界で1番偉い世界天皇様”なのだから。
余談だが、もしもこれから私に『バカはひっこんでろ!』と一喝される人間にあなたがなってしまったとしても落ち込むことはない。アセンション後の新世界では誰でも無料で好きなだけ教育を受けられるのだから、そこで勉学を積んでバカから脱出し、再び私のもとを訪れて頭脳レベルが上がったことを証明してみせればいい。そして本当に頭脳レベルが上がっていたなら、『ようやくあなたもバカを卒業して頭のいい人間の仲間入りができたみたいですね』と認めてあげるから。