嫉妬心との付き合い方~M-1グランプリ編~ | メシアのモノローグ~集え!ワールド・ルネッサンスの光の使徒たち~

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混迷をくり返す世界を救うべく、ひとりでも多くの日本人が現代に生を受けた意味に気づかなければなりません。世界を救うのはあなたの覚醒にかかっているのです……。

 去年、2010年に惜しまれつつ最終回をむかえたテレビ朝日の≪M-1グランプリ≫。年の1回の笑いの祭典ともいうべき番組だったので終わったのは残念だが、この番組から数多くのお笑いのスターが誕生することとなった。

 

 
 そんなM-1は決勝ステージに10組くらいが進出し、さらにその中から3組が選ばれて真のNo.1を決定するわけなのだが、優勝チームが決定してからの楽屋の雰囲気は意外とどんよりと重いものになるらしい。

 

 
 これはM-1に出場した本人たちが語っていたことなのだが、番組終了後、敗れたチームの人たちは嫉妬と悔しさのあまり優勝チームを誉め称えたることができないのだという。心の奥では優勝チームの人たちに『おめでとう!』といってあげたいところなのだが、負けた悔しさと嫉妬が邪魔をしてどうしても素直になれないらしいのだ。

 

 
 が、この感情は大きくまちがっている。もしも優勝チームがなんらかの汚い卑怯な手段を使って優勝をしただとか、優勝したことを気色悪い自己顕示欲をみなぎらせて自慢しまくるだとか、そうしたケースならば『あんな奴らにおめでとうなんてぜったいにいいたくない!』という感情に襲われるのも理解できる。しかし私の知る限り、汚い卑怯な手段を使って優勝したコンビなどたぶん存在しないと思う。

 

 
 また、ふたつ目の“優勝したことを自慢しまくるコンビ”というのもおそらく存在はしない。

 

 
 なぜそういえるのか?それはチュートリアル徳井の存在だ。

 

 
 M-1優勝コンビ史上最高のイケメンはたぶんチュートリアル徳井だと思われる。イケメンはただでさえ同性から嫉妬されるものだが、チュートリアル徳井は自慢など一切しない限りなく謙虚な性格の人である。

 

 
 その証拠となるチュートリアル徳井のとある発言を紹介しよう。そのイケメンぶりを誉められたとき、チュートリアル徳井はこう返答したのだ。

 

 
 「そうですね。なぜこんなカッコよく生まれてしまったのか……」

 

 
 この発言からチュートリアル徳井の謙虚な性格が伝わってくるというものである。したがってM-1優勝チームの中に“優勝したことを自慢しまくるコンビ”など完全に存在しないことがわかるわけなのだ。

 

 
 卑怯な手段は使わない、自慢することもしない━━そんな謙虚で正々堂々とした優勝者に、なにゆえ嫉妬などを抱かなくてはならないのだ?自分たちよりも力のある尊敬すべきコンビとして素直に賛辞の言葉を贈ればいいのである。

 

 

 

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