最近は確認していないのでよくわからないが、かつてメサイアというニックネームで私のダミーブログを運営している人がいた。
のぞいてみるとプロフィールの文などをシニカルに微妙に変えて書いたりしており、私の知人はその人のことを『君の揚げ足を取っているようにしか見えないぞ』といったりしたものだった。
そして事実メサイアと名乗る人は第1次アメブロ聖戦中、反メシア派の組織MYBの切り込み隊長として常に1番乗りで私に罵詈雑言をぶちまけ続けていた。
しかし彼こそが世界で最も私のブログをこよなく愛す、世界1の私の大ファンなのだ。
たしかにメサイアくんは私のダミーブログを運営して私に不快を与えようとしていたが、彼のダミーブログに込められた思いは私への当てつけ2割、そして私への憧れと尊敬8割といったところだろう。
『なんで俺がおまえなんかに憧れと尊敬を持たなけりゃならないんだ!?』といった声が聞こえてきそうだが、それは完全に照れ隠しである。人間とは太古の昔から憧れの人の真似をしたがる生き物なのだから。
たとえば私の場合、サッカーの元ブラジル代表にリヴァウドという人がいるのだが、彼の独特のキックフォームがカッコよくて頻繁に真似をしたものだった。メサイアくんの感情もそれとまったく同じものなのである。
きっとメサイアくんは自分以上の知能、知識、文才、分析力、創作力を誇る私に強烈な憧れと尊敬を抱き、少しでも私に近づきたいという思いで私のダミーブログを開始したのだろう。
『ふざけるな!』といった声が聞こえてきそうだが、それが照れ隠しだというのである。
もしも私に憧れや尊敬を抱いていないどころか、不快感、嫌悪感、気持ち悪さしか抱いていなかったのなら、ニックネームからなにからなにまで私に酷似したブログなどやるはずがない。ただ単に当てつけや揚げ足取りをするだけなら、正体を隠しつつあざけりを浴びせ続けていさえすればいいのだから。しかし私のダミーブログを運営しているところを見ると、自分以上の才能を持つ私に壮大な憧れを抱いているらしいことは一目瞭然である。一般ピープルがファッションリーダー的存在のタレントのファッションやヘアスタイルをこぞって真似るように……。
メサイアくん、君は私になにか質問をしたいらしいみたいだが、私のダミーブログをやめて自分の本当のブログをスタートさせたら相手をしてあげよう。